初代NAロードスターにずっと乗り続けたい! 熱い思いに応えるレストアサービスが始まる

初代NAロードスターを対象としたレストアサービスは、レストア事業とパーツ再供給のふたつからなるサービスだ。

かつて12万台が販売された初代NAロードスターは、今でも約2万3,000台が走り続けているものの、激しい販売争いの中にある自動車メーカーにとって、レストアを事業化するのは言葉ほど簡単ではない。

だが、クルマを“文化”あるいは“人生”と捉えているマツダは、それをやってくれた。まずはその志と熱意に感謝したい。

レストア事業では、オーナー達が愛してやまないロードスターをマツダが預かり、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュする。

作業内容は、個々のクルマの状態やオーナーの要望に合わせて決定。2017年内に受付を開始し、2018年初頭からサービスが始まる予定だ。

そしてパーツ再供給では、初代NAロードスターの一部パーツを復刻。それも、オリジナルの状態に強くこだわった上で、“現在の技術”で復刻している。

たとえば、経年劣化がもっとも気になる幌は、デビュー当時を彷彿とさせるビニール生地のソフトトップとなる。

乗り味に直結するタイヤは、マツダの思いに共感したブリヂストンが担当。レトロクラシックな見た目だけでなく、“ヒラヒラ感”にもこだわった「SF325」を復刻した。サイズは185/60R14。

内装では、NARDI製ウッドステアリング/シフトノブが復刻する。パーツ再供給は、2018年初頭から始まる予定で、これら以外のパーツの復刻についても、前向きに検討していく方針とのことだ。

(zlatan)

画像元:マツダ株式会社