「レクサスLS」が熟成の時へ。そして美しき次期「LS」に迫る

レクサスLSは現在、V8ガソリンの「LS460(854万8,000円~)」とハイブリッドの「LS600h(1,081万1,000円~)」という大きな2本の柱で展開されている。

さらに、それぞれのロングストレッチモデル(LS460L/LS600hL)に加え、“version L”、“F SPORT”、“EXECUTIVE package”などといった異なるキャラクターを取り揃え、磐石のラインナップを構築していると言っていいだろう。
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今年9月末に実施された年次改良では、独自の溶接技術であるレーザースクリューウェルディングの範囲を拡げてボディ剛性をさらに高めたほか、ボディカラーに新色のソニッククォーツを追加している(全11色)。
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さらにリモートタッチに操作ボタンを追加し、LTE方式の通信モジュールによって通信の高速化を図るなど、細やかな使い勝手にもメスを入れた。

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一方で気になるのは、東京モーターショーでワールドプレミアされた「LF-FC」の存在だ。このモデルは次世代フラッグシップを示唆したデザインスタディ……、つまりは「次期LS」へとつながっている。

より大胆になったスピンドルグリルと妖艶なボディライン、ダイナミック感と洗練された美を融合したLF-FCは、会場で大きな注目を集め、デザイン的にも高い評価を受けていた。
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パワートレーンは「FC」という名称からも想像できる通り、燃料電池(=Fuel Cell)を採用。メイン駆動を後輪としながら、前輪にはインホイールモーターを搭載した4輪駆動を想定している。また、ジェスチャー入力を可能とした次世代マンマシンインターフェイスや、最先端の自動運転技術も採用される。
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LF-FCの市販版は、次回2017年の東京モーターショーあたりで見ることができるだろうか。

さらに来年後半にはLSと並んで頂点に立つスポーツクーペ「LC500」が登場か、という噂も流れている。いずれにせよ、勢いに乗るレクサスの動向からは目が離せそうにない。

(zlatan)

写真:LEXUS