職人技と最新技術が生んだ機能美・・・「Kalita」が「波佐見焼」とコラボしたコーヒードリッパーが誕生

■Kalitaが求め、波佐見の職人たちが応えた機能美

『Kalita』が目指したのは「世界に通用する日本製品」。

世界的なハンドドリップブームの盛り上がりを背景に、海外からのオーダーが増え続けていた『Kalita』は、「世界市場の要求に対してより高い次元で応えたい」「自社の販売活動を日本の地域・産業の活性化につなげたい」という想いを抱いていた。

こうした経緯から、『Kalita』は、波佐見焼のデザイナーとともに、従来品を超える精度、薄さ、軽さ、美しさを追求。妥協することなく試作と修正を繰り返し、ひとつのプロダクトを完成させていったのだという。

sub2プロットの段階で描かれたデザイン画。

ドリッパーのフォルム、内部のスリットや穴、一つひとつにコーヒーの味わいを高める工夫が施されている。

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繰り返しつくられた多くの試作品

■一目見ただけでわかるクオリティの差

完成した新ドリッパーの大きな特長。それは、一目見ただけで感じることができる美しさにある。

強度の高いセラミックを使用することで、光に当てると透けて見えるほどの薄さを実現。描かれる曲線とエッジは極めてシャープになり、おなじみのロゴマークもより美しく表現されている。

また、外観のみならず、高い機能美も内部のスリットや、底部の3つ穴の精度も飛躍的に高まり、より理想的な濾過速度でコーヒーを抽出できるようになったという。

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仕上げ前の試作品。

シャープなライン、クッキリと浮かび上がるロゴのクオリティは、波佐見焼ならではの仕上がり。

 ■波佐見町と『波佐見焼』について

波佐見町は、地域全体で分業を行い、質の高い陶器を世に送り出してきた焼き物の街。1580年頃から生産がはじまった『波佐見焼』は、ただ伝統を守るだけでなく、『HASAMI』というブランドで、現代のライフスタイルによりそったプロダクトを数多く手がけている。

今回のコラボレーションは、「日本国内のみならず、世界に向けてメイドインジャパンのものづくりを発信していきたい」と考えていた『Kalita』と、「波佐見焼の技術と製品をより多くの人々に体験してほしい」と考えていた長崎県……双方の想いが出会うことでスタートしたのだ。

sub7長崎県の地域ブランドとして人気を集めている『HASAMI』のロゴマーク。

焼き物をつくる際に使用するハサミのかたちをシンボル化している。

 

製品の発売日等の詳細情報は、HASAMI & Kalita 特設ページ(Top | &Kalita – アンドカリタ)にて順次公開される。

職人の技が結晶したドリッパーが生み出す味わいを、楽しみに待とう。

 

【お問い合わせ】
株式会社 カリタ (KALITA CO.,LTD.)
営業企画室
〒221-0021 横浜市神奈川区子安通1-111-1
TEL.045(440)6444 FAX.045(440)6119

(オカダヒロタケ)

老舗コーヒー器具メーカー『Kalita』が、400年の歴史を持つ長崎県の『波佐見焼』とコラボ。新作のドリッパーをリリースします。