マクラーレンは今後、「アルティメット」「スーパー」「スポーツ」という3つのシリーズに分けたモデル戦略を推進する。そのエントリーモデルを担うスポーツシリーズの第一弾が、今回ワールドプレミアされた「570S クーペ」だ。
エントリーグレードと侮るなかれ。全体の30%を新開発パーツで構成した3.8リッターのV8ツインターボ「M838TE」は、車名の由来ともなった最高出力570ps、最大トルク600Nmを発生。カーボンファイバー製の軽量ボディも相まって、クラス最高レベルのパワー・ウェイト・レシオを達成している。
強大なパワー&トルクは、7速デュアルクラッチを介して後輪へと伝えられ、停止状態から時速100キロに到達する時間はわずか3.2秒、最高速は328km/hをマークする。
美しく滑らかなラインで描かれたシルエットは、空気抵抗の低減やエンジンルームの冷却、ダウンフォースの増加を緻密に計算し尽したもの。
また、大きく跳ね上がるディヘドラルドアはもちろん、超高輝度LEDヘッドランプやLEDライトブレード・リアランプ、アルミメッシュ越しに見えるエンジンルームなど、特筆すべきディテールも数多い。
手縫いレザーによる洗練されたコックピットには、フローティング・センターコンソールやTFTデジタルクラスターといった新アイテムが奢られている。
また、オープン版の「スパイダー」の開発も並行して行われた模様で、そう遠くない未来にこちらも披露されそうだ。
(zlatan)
写真:マクラーレン・オートモーティブ
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