レクサスNXと旅する『助手席インプレッション&石川県おすすめドライブスポット』【LEXUS×VOGUE JAPAN アメイジング エクスペリエンス in 金沢レポート番外編】

本編【1】【2】【3】【4】のつづき

本編では『LEXUS×VOGUE JAPAN アメイジング エクスペリエンス in 金沢』の旅におけるエレガントなアクティビティをお伝えした。しかし本編には書ききれなかった、その旅のもう一つの魅力がある。
それは、旅の移動は“参加した各組”が、“リクエストした車両”で、“自由な”ドライブを楽しめたということ。

というわけで、番外編はちょっと砕けてNXの乗り心地と石川県各地の楽しいドライブスポットをご紹介したい。
ただ1つおことわりしておきたいのは、筆者が主に体感したのは『NX 300h Fsport』……の“助手席”ということ。ドライブインプレッションではなく、目線は「家族や恋人のクルマがNXだったらどうかしら?」である。あしからず。

まずは出会いから。
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『はじめまして、NX。その瞬間の感想は「華やか!!」。切れ上がった目線は鋭く、直線と鋭角の印象が強い。コンパクトクロスオーバーSUVという響きに少し実直なイメージを持っていたが、写真で見る以上に立体的で迫力があるエクステリアはかなり肉食。衝撃の出会いであった』
■百万石の城下町、金沢
http://www.kanazawa-kankoukyoukai.gr.jp
キムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子が連なる東茶屋街や、武家屋敷が立ち並ぶ長町、小立野の寺社仏閣郡etc、金沢には古い街並が沢山残っている。
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『NXが走る姿を眺めると当初の印象は覆った。日本の古い風景の中を走る姿は、威圧的でも華美でもない。造形の中のシャープさが不思議な洗練へ昇華され、意外にもクラシックな街並に馴染む。華やかでありながらどこかミニマルを感じさせる雰囲気、一筋縄では行かない新感覚かも』

……そしてもう1つ一筋縄では行かないことには、金沢の古い街並を「ドライブスポット」として紹介したものの、実は道が入り組んで細いので、近隣で駐車場を確保して散策することをオススメしたい。
■気多大社
http://www.keta.jp/honden/
大木の生い茂る境内や、社殿のたたずまいは荘厳だ。神話の世界のような空気の中で、一際目を引くのはハート模様の絵馬。気多大社は、縁結びスポットとして全国の女子に大人気なのだ。「次にNXに乗るときはデートでありますように……」厳粛な気持ちで不埒なお願いをした。
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『縁結びと言えば、デートの1台としてのNX 300h Fspotの魅力は、なんといっても専用のインテリア。
今回試乗した車両は黒とグレーの渋めの色味。ただし本革のラグジュアリー感と上品なステッチが素敵で、退屈感や地味さは感じなかった。むしろ大人の落ち着きとスポーティーな印象のバランスが良く、“おうちのクルマ”感の無さが男前なのである。
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全体のスペース感は「思っていたより高く、広い」と感じた。慎重167cmの筆者は、助手席では悠々と足を伸ばせる。リアシートは広々というよりは「ちょうどいい」印象。足元に深さがあって安心して座っていられる』
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■千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ

http://www.chirihama.co.jp/chirihama/
全長8kmの砂浜をクルマで走れる爽快なスポット。しかも車種は問わず、バスやバイクに自転車でも何でも来い!と言うのだから太っ腹。ちなみにこの千里浜のある羽咋市は「UFO神話のまち」として全国的に有名である。UFOグッズはぜひ(?)入手したいもの。
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『UFOつながりで……とは我ながら強引な展開であるが、助手席から見る運転席の光景は、インパネ周りのぐっと張り出したようなデザインが未来的。まるで宇宙船のコックピットのようなクールさだ。運転席の人がパワーボタンを押すと、シートやドアミラーのポジションが設定された位置に動き、ステアリングが手元へと静かに降りて来る。

最新鋭のヘッドアップディスプレイ、タッチパッドでコントロールするナビ。様々な最新機器を統治するかのごとく輝くアナログ時計がまぶしい。
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バックの際にも驚いた。何故か画面上に真上からの映像で自分のクルマの様子が映る。「上空にカメラが?!」と思いきや、“パノラミックビューモニター”というメーカーオプションで、車両の前後左右のカメラから取り込んだ映像を合成して実現しているものらしい。ちなみにリアのバックドアもワンタッチで開け閉め可。どこまでも未来的なNXなのである』

■能登大橋

http://www.notojima.org
和倉地区と能登島地区を結ぶ全長1,050mの長い橋。静かな七尾湾に、優美な白い曲線を描く。橋の入り口には駐車場があるので、徒歩で渡ってみるのもオススメ。
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『大きなアップダウンや、風の強い場所、そして高速道路での走行でも感じたのは「速さは感じるけれど、怖さはまったく無い」という乗り心地。助手席に乗ることの多い筆者には、スポーティーな仕様のクルマは時にスリリングに感じられるのだが、NX 300h Fsportに関しては爽快感はあるもののスリルとは無縁の安定感が強く感じられた。

「安定感」とはいえ、どっしり重みのあるものではない。静かで軽快そしてスムースな動きが、これまた未来的であった。山へ、海へ、道の状況に関わりなく、助手席や後部座席の人に不安感を与えることのないクルマだと感じた』

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■NXで石川県を縦横無尽の助手席トリップ。その感想は……。
ヨーロッパ車とは違う、日本車でも無いような不思議なクール感。
助手席に乗るというシチュエーションを思うと、ヨーロッパの高級車には厚みのある色っぽさやダンディズムを感じることが多い。そして日本のクルマには、やはり精緻さや行き届いた目配り、テクノロジーへの愛着を感じる。

そしてNX。そのどちらの空気とも違う、クールな情熱を感じた。個性的な外観はセクシーではありながら清潔。乗り心地は生真面目なのに挑戦的。細かな気配りが行き届いていてなお、冒険心をかきたてる。そんな相反する美しさが不思議に共存する様子に、クルマの新しい「カッコ良さ」の世界を予感するような気がした。

LEXUS AMAZING EXPERIENCE

 

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