ル・マン24時間レースを冠したアウディ「R8 LMX」を6台限定で導入

「R8 LMX」が量産車として世界ではじめてレーザーハイビームを搭載していることは既にお伝えしたとおり。アウディのハイエンドスポーツカーである「R8」には、常に最新のライティングテクノロジーが搭載されてきた。2008年、世界で初めてオールLEDヘッドライトを採用。2012年にはダイナミックターンシグナルも搭載された。そして今回登場した限定モデルではハイビームにレーザースポット技術を採用し、照射距離の拡大を実現した。

Audi R8 LMXLEDと組み合わされたレーザーハイビームは、ヘッドライトにつき1 つのレーザーモジュールが、オールLEDヘッドライトの2倍の範囲で光を照射する。各モジュールは径300ミクロンの4つのレーザーダイオードからなり、波長450ナノメートルの青いレーザービームを発する。そして蛍光体コンバーターが、人間の目にとって理想的な色温度5,500ケルビンの白色灯に変換し、パワフルな光源を作り出す。これにより、ドライバーは明暗のコントラストを認識しやすく、疲れを軽減するという。

Audi R8 LMX
車速が60km/h以上でレーザースポットは稼働し、ハイビームを補完する。またカメラベースのインテリジェント センサーシステムが前走車や対向車を認識し、これらに照射しないよう自動的にライトパターンを制御する「ハイビームアシスト」も装備する。
アウディは量産モデルに搭載する新しい技術を、モータースポーツフィールドでテストしていくことを実践している。

LEDとレーザースポットの組み合わせに関しても、今年の6月に行われたル・マン24時間レースで走ったプロトタイプレーシングカー「R18 e-tronクワトロ」に搭載し、その照射範囲の広さや距離は大きなアドバンテージとなることを実証した。「R8 LMX」にはレーザーハイビーム以外にも、高回転型ミッドシップエンジン、ダブルウィッシュボーンサスペンション、そしてASF(アウディ・スペース・フレーム)アルミニウムボディなど、レースからフィードバックされたあらゆる技術が注ぎ込まれている。ル・マンエディションとして登場するに相応しいモデルだ。

ボディカラーは「アウディ エクスクルーシブ」カラーである「マコウブルークリスタルエフェクト」を採用。さらにサイドのフリック、エンジンカバーやサイドミラー、サイドブレード、リアウィングとディフューザーはカーボン仕様となっている。

車両本体価格は2,905万円(消費税込)。日本でのデリバリーは2014年10月中旬以降の予定とのこと。

アウディ ジャパン

<牧村正治>

【関連記事】

レクサス本気の「F」が正式発表!【レクサスRC F詳細解説】

新型車レクサスRCが国内正式発表!【詳細解説】

大人の嗜み…男のBarの過ごし方をレッスン