ロッドのしなりや駆け引きを楽しむ。和竿の技術を活かした、竹製の渓流ルアーロッド「Inheritor」

伝統的な和竿のしなやかさと、ルアーフィッシングに求められるキャスト性能を両立。

フィッシングブランドなのに、「なんなら釣れなくてもいい」をテーマに“釣りの文学的体験価値”に重点を置いて活動する「WAZAO-IPPON」。同ブランドがこの春、渓流ルアー仕様の竹製ロッド(和竿)「Inheritor(受け継ぐ者)」を新開発。完全受注生産の形で、公式サイトにて展開する。

職人技が生んだ唯一無二の渓流ルアー和竿

今回登場した「Inheritor」は、WAZAO-IPPONが4年の歳月をかけて商品化に漕ぎ着けた渓流ルアー仕様の和竿。

熟練した職人たちとともに試作を重ね、北海道の渓流でテスト釣行を繰り返し、竹の特性を活かしながらも現代のルアーフィッシングに適応する形で仕上げた逸品だ。

もちろん、これまで世界に竹製のルアーロッドが存在しなかったわけではない。しかしながら、竹製のルアーロッドは大部分が西洋のロッドの技術を用いたもので、和竿の技術を用いて製品化にまで至った例はほぼ見られなかった。

Inheritorは、ロッドの素材に職人が山に入り厳選した国産天然竹を使用。布袋竹や矢竹、高野竹、丸節竹といった希少な竹材を、職人が一本ずつ手作業で加工することで、他にはない唯一無二の竿を作り上げる。

漆塗りによる強度と防水性、そして美しい光沢が備わり、所有する喜びをも感じさせるデザインとなっている。

釣果よりも体験を重視する、新たな釣りのスタイル

WAZAO-IPPONによると、Inheritorには「ただ釣りをするための道具」に終わらない価値があるそう。

竹特有のしなりによる独特の手応え、そして魚との駆け引きを存分に楽しめる仕様にすることで、ブランドが提唱する「なんなら釣れなくてもいい」釣りの価値を広く伝えている。

とはいえ、実用的な性能がまったくないわけではない。むしろ逆でキャスト性能にこだわっており、中流域〜源流域での軽量ルアーの使用を想定して、30cm程度のトラウトを狙えるよう設計されている。

ちなみに、北海道でのテストでは60cm級のアメマスを釣り上げた実績もあるそう。強度面もお墨付きだ。

モデルは全2種類。「ベイトモデル」は、真鍮製のフェルールを採用。もう一方の「スピニングモデル」はコルクグリップ一体型で、見た目にも味わい深い品となっている。

いずれのモデルも長さは4ft~5ft、推奨ルアーウェイトは1~3g(最大7gまで負荷テスト済)。価格は税込33万円で、オーダーメイドのため納期は2〜3ヶ月となる。

また、購入後3年間は無制限のメンテナンスサポートが付帯。火入れや磨き、破損修理などは全て無料なので、購入後も安心だ。

2025年は職人の手で仕上げた最高級の和竿を手に入れ、新たな釣りの楽しみ方を見つけてみては。

Inheritor詳細ページ:https://wazao-ippon.com/products/mountain-stream-lure

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000056466.html

(IKKI)