東京都国立市に拠点を置くクラフトビール醸造所「KUNITACHI BREWERY」が手がけるフラッグシップビール「1926(イチキューニーロク)」が、国際ビール審査会「インターナショナル・ビアカップ2024」のケグ部門の「ケルシュスタイル」カテゴリーで金賞を受賞した。また、同じくケグ部門の「セッションビール」カテゴリーで「四六時中(しろくじちゅう)」が銅賞を受賞。その名を世界に轟かせた。
老舗酒屋が立ち上げた「KUNITACHI BREWERY」
KUNITACHI BREWERYは、東京都国立市で100年以上続く酒屋「せきや」が2020年に設立したブルワリー。設立以来、伝統的なビアスタイルに敬意を持ちつつ、探究を重ねて独自のビール作りを続けてきた。
そんな同ブルワリーが今回、世界5大ビール審査会の1つである「インターナショナル・ビアカップ2024」に出品。今年は20ヶ国370社から1,423点のビールが出品されたが、KUNITACHI BREWERYのフラッグシップビールである「1926」と「四六時中」はその中から見事に受賞を果たした。気になるそれぞれのビールの特徴を紹介しよう。
飽きのこない味わいを目指した「1926」
「1926」は、味わいのバランスを重視するケルシュスタイルのビール。レモンや白ぶどう、青りんごを思わせるフルーティな香りが特徴で、喉を過ぎたあとに余韻として麦芽のニュアンスがほのかに残る。突き抜けた個性こそないものの、飲みやすく飽きのこない味わいが魅力だ。
「1926」という名前は旧国立駅舎が竣工した1926年に由来。KUNITACHI BREWERYが抱く地域の歴史と文化への想いが、この商品名からも窺える。
軽やかに何杯でも飲める「四六時中」
「四六時中」は、アルコール度数3.5%の軽やかなセッションエール。グラスに注ぐと、ピーチやマンゴーのトロピカルな香りが鼻腔をくすぐる。ビールの温度が上がると、白い花を思わせるフローラルなニュアンスが加わるのも面白い。
また、このビールを口に含めば、酸味のあるピーチやトーストのような麦芽の味を感じられるはず。糖分をほとんど残していないのでドライな飲み口だが、水っぽさはまるでない。適度な苦味も、このビールの奥深さを引き立てる一因に。
今回の受賞を通じて、「1926」や「四六時中」はもちろんのこと、KUNITACHI BREWERYのビール全体が国内外から注目を集めることとなりそうだ。
KUNITACHI BREWERY公式サイト:https://kunitachibrewery.com
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000153994.html
(IKKI)