日本を代表するナイーブ画家・原田泰治さんとのコラボで生まれた「純米大吟醸 野良」限定販売中

長野県諏訪市の老舗酒蔵「酒ぬのや本金酒造」が、11月26日(火)に特別なラベルを纏った「純米大吟醸 野良」を長野県内の一部店舗から200本限定で発売した。日本を代表するナイーブ画家、原田泰治さんとのコラボにより生まれた酒で、作品『野良仕事』をラベル用にデザインしている。

日本酒を通じて、原田さんが遺した貴重なアートを体感したい。

諏訪で酒づくりを続ける老舗「酒ぬのや本金酒造」

標高780メートルほどの高地を抱く、長野県諏訪市。ここは冬になると厳しい寒さに見舞われるが、雪はあまり降らず空気は乾燥している。加えて霧ヶ峰の麓に位置するため水に恵まれており、日本酒づくりには最適な環境だ。

「酒ぬのや本金酒造」は、1756年の創業以来、そんな諏訪の地で日本酒づくりを続けてきた老舗。酒蔵の名前にある「本金」には、左右対称の文字であることから転じて、「裏表のない本物の金を目指す」という理念が込められている。

「酒ぬのや本金酒造」の酒造量は決して多いとはいえない。しかし同酒造では地元の契約農家がこだわって作った米を生かし、丁寧に醸すことで上質な酒をつくり続けている。

原田泰治さんがラベルを描いた「純米大吟醸 野良」

今回発売された「純米大吟醸 野良」は、霧ヶ峰から得た水、諏訪市湖南産の米、酵母、酒蔵、画家、デザイナー、ボックスのメーカーと、“諏訪”に関連するものだけでできた酒。

特に注目したいのはラベルだ。同酒のラベルには、2022年に惜しまれつつも世を去った原田泰治さんの作品『野良仕事』が使用されている。ラベルの絵は、生前の原田さんが自ら背景を消してラベル用として遺したものだそう。

原田さんは1歳の頃に小児麻痺にかかったことから歩行困難に。同じく車いす生活を送る「酒ぬのや本金酒造」の杜氏、宮坂恒太朗さんと深い親交があった。

以前、2人が酒について言葉を交わした際、原田さんが「本金は『野良』だね」という激励の言葉を贈ったことがきっかけとなり、今回の日本酒が生まれたそう。

地元の自然と文化へのリスペクト、そして原田泰治さんの温かい作品世界を融合させた「純米大吟醸 野良」。特別な日本酒を求める人にぴったりの1本と言えそうだ。

純米大吟醸 野良
価格:11,000円(税込)
内容量:720ml
数量:200本
詳細ページ:https://www.instagram.com/p/DC0bOzkS32V/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000153146.html

(IKKI)