テクノロジーの未来を予測し続け、その多くを的中させてきた未来学者レイ・カーツワイル氏の新作『シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき』が11月25日(月)にNHK出版から発売された。
同書は、AIが人類の知能を超えると予測された2029年が目前に迫る中、その後に訪れるとされる特異点「シンギュラリティ」の詳細を具体的に描き出す。
レイ・カーツワイル氏が未来について予測
数多くの著書を手がけ、世界的によく知られる未来学者、レイ・カーツワイル氏。同氏は前作『シンギュラリティは近い』(邦題:『ポスト・ヒューマン誕生』)において、AI技術が人類の知能を超越する時代を予測するなどして、多くの読者に衝撃を与えた。
新作『シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき』ではその未来をさらに掘り下げ、ナノロボットによる原始レベルでの世界の再構築、人間の寿命の延長、脳をAIに接続することによる知能の拡大、産業イノベーションによる貧困や暴力の減少など、幅広いテーマを論じている。
幸福度を向上させるテクノロジーや再生エネルギー、3Dプリンティングの成長など、未来への期待を煽るトピックスも目白押しだ。
しかしその一方で、テクノロジーの危険性や倫理的課題にも深く踏み込む。例えば、AIが雇用に与える影響や自動運転車の安全性、そして故人を仮想的に復活させる「アフターライフ」技術の可能性など、社会が直面するであろうテーマについても言及した。
各界の著名人が同書や著者を絶賛
『シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき』を読んだ各界の著名人からも称賛の声が寄せられている。
例えば、『サピエンス全史』の著者であり歴史学者として活躍するユヴァル・ノア・ハラリ氏は、「本書は私たちの未来について最も深淵な哲学的問いを投げかける、魅力的な探究だ」とコメント。
また、世界的な実業家であるビル・ゲイツ氏も「レイ・カーツワイルは、私が知る限り、人工知能の未来を予測する上で最高の人物である」と語り、カーツワイル氏の先を見通す力を高く評価している。
AI研究に60年以上も携わってきたレイ・カーツワイル氏の新作『シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき』。現代を生きる人々にこそ一度は目を通してほしい本と言えそうだ。
シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき
著者:レイ・カーツワイル
翻訳:高橋則明
定価:2,640円(税込)
体裁:四六判/448ページ
書籍ページ:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819802024.html
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001014.000018219.html
(IKKI)