五感に響く幻想的な世界!ホテル雅叙園東京「和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~」

目黒にある日本美のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」では、館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」にて「和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~」を、9月23日(月・休)まで開催中だ。

おとぎばなしの世界に引き込まれる緻密なストーリー設定が話題となり、来場者数は早くも2万人を突破。話題の企画展について見てみよう。

暑さを忘れさせる、五感に響く幻想的な演出

幻想的な写真撮影ができるという同企画展で、来場者から人気の展示を紹介したい。

いけばなや水墨画などで表した登龍門伝説

草丘の間には、激流の竜門をくぐった鯉は龍になるという伝説を、ペーパークラフト、いけばな、水墨画で表した「鯉の滝登り~登龍門伝説~」を展示。

礒部草丘が描いた欄間絵や天井画の風景画に溶け込み、天井を泳ぐのは120匹を超える“紙にしきごい”。だんだんと滝に近づいていく様子を、躍動感あるいけばなでドラマティックに表現している。

竹林の世界が広がる『竹取物語』の世界

漉き和紙の月と煌めく竹林の世界が広がるのは、『竹取物語』をイメージした十畝の間。

会場に足を踏み入れた途端、思わず息をのむ美しさが一瞬でおとぎばなしの世界へ没入させてくれる。細かな彫りによる陰影が、幽玄な世界を作り出す。

巻物に綴られた、おとぎばなしの始まり

エントランスホールからプロムナードにかけては、「おとぎばなしの玄関」を展示している。

江戸時代後期に起こった不思議な物語が綴られていた巻物が見つかった。それが、今回の企画展のテーマ「妖美なおとぎばなし」の始まりだ。

文化財建築の歴史背景と重なり合う、架空の旅籠での物語。猫たちに出迎えられ玄関を上がると、本当に旅先に到着したような気分になるだろう。

深い没入感が得られるアート作品も多数展示

同企画展では、41の出展者による大小さまざまな作品を展示している。

写真映えするダイナミックな展示のほかにも、じっくりと鑑賞したいアート作品が多数あり、制作テーマや作品に込められた作者の想いを感じることで、より深い没入感が得られると好評だ。

歌舞伎の名シーンを本物の舞台道具や衣裳で再現した「葛の葉伝説~安倍晴明 誕生奇譚~」や、見るなと言われても見たくなってしまう、美しいものを集めた「見るなの花座敷~鶯長者~」など、美しい世界を体感しよう。

同企画展のチケットには、数量限定のオンライン限定入場券やランチセット、東京都庭園美術館との提携割引もある。

大切な人と一緒に、「百段階段」で展開されているアートとおとぎばなしの世界に浸ってみては。

和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~
開催期間:~9月23日(月・休)
会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
所在地:東京都目黒区下目黒1-8-1
時間:11:00~18:00(最終入館17:30)※8月17日(土)は17:00まで(最終入館16:30)
料金:1,600円(税込)
特設サイト:https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/wanoakari2024

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000203.000041601.html

(田原昌)