ドイツ最大のクロックメーカー「HERMLE(ヘルムレ)」は、新型置時計「パーペチュアルカレンダークロック」を2月より販売開始した。
うるう年も表示されるカレンダーが付いた、シンプルかつ印象深いデザインが目を惹く。またスケルトン仕様のため、美しいムーブメントの動きも楽しめる。
同商品は2色のダイヤルと2種類のケースを組み合わせた3種類のモデルを販売しており、各モデル世界限定101台となっている。
巨大クロックメーカーの「HERMLE」
ヘルムレは、1922年にフランツ・ヘルムレ氏によって創業。南ドイツのブラック・フォレストと呼ばれるエリアのReichen bach(ライヘンバッハ)で誕生した。
創業当初、まずはクロックムーブメントのパーツ製造からスタートし、その後本格的にムーブメント製造にシフトしていき、やがて巨大クロックメーカーへと成長した。現在はクロック製造のみにとどまらず、航空業界、自動車業界をはじめ、ほぼあらゆる業界にパーツを提供するサプライヤーとしての一面も持つ。
2023年に創業101周年を迎えるにあたり、ヘルムレとして新たな商品開発に取り組んだ。それが、同社初のパーペチュアルカレンダーモデルだ。
置く場所を選ばない、魅力的な3種類のモデル
グレゴリオ暦において、ひと月の表示は31日、30日、28日で、4年に一度のうるう年においては2月は29日で表示しなければならない。これを表示するメカニズムを組み込んだものが、パーペチュアルカレンダーだ。
パーペチュアルカレンダーの設計および開発は、同社の技師Carolin Hermleさんが中心となって行った。このモデルはイギリスの時計技師Thomas Mudge氏によって発明された、史上初めてのパーペチュアルカレンダーにインスパイアされたもので、彼女はこの機構を約1年という短期間で開発した。
場所を選ばないデザイン
このパーペチュアルカレンダーモデルは、デザインに関しても徹底的にこだわりぬいている。
特にダイヤル部分の月、曜日、日付、スモールセコンドのレイアウトやサイズ感、シンプルかつ印象深い、そして設置場所を選ばないデザインは、まさにドイツ製品ならではのもの。
また全方向をスケルトン仕様にしているため、ムーブメントの美しい輪列や動きを眺めることも可能だ。
魅力的なチャイム
同商品はカレンダー機能に加えて、ベルをハンマーで打つことにより、ウエストミンスターチャイムを奏でることも魅力の一つだ。
15分で1小節、30分で2小節、45分で3小節チャイムを打つ。60分では4小節チャイムを打ったあと、時間の数だけ時報を打つ。いわゆる音で時を告げるリピーターとしての機能も搭載されている。
3種類のモデル
同商品は、ブラックピアノフィニッシュの木枠を使用した「ブラックダイヤルブラックケース」と「ホワイトダイヤルブラックケース」、ウォルナットフィニッシュの「ホワイトダイヤルウォルナットケース」の3モデルがあり、各モデル世界限定101台となる。
どんな部屋に置いても合う、印象的な置き時計だ。
HERMLE パーペチュアルカレンダークロック
サイズ:29.5×25×25cm
ムーブメント:HERMLE社製手巻き式ムーブメント
価格:3,080,000円(税込)
ブランド紹介ページ:https://muraki-clock-gallery.com/brand/hermle/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000116157.html
(田原昌)