バレエの興奮とオペラの感動が交差する。
英国「ロイヤル・オペラ・ハウス」の壮大な舞台芸術を、特別映像と共に全国の映画館で満喫できる「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023/24」がいよいよスタートした。
バレエ・オペラの名作8作品が映画館で上映
今シーズンの「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023/24」には、名作として知られるバレエ4作品、オペラ4作品の計8作品が登場。バレエのオープニングを飾るのは、生き生きとした情熱に満ちたラブコメディ『ドン・キホーテ』だ。
『ドン・キホーテ』は、バレエの中でももっとも楽しく魅力的なラブコメディとして知られる演目。華やかな超絶技巧、そしてスペインの情熱的なパワーには、バレエ初心者すら引き込むような魅力がある。
物語は、老紳士ドン・キホーテが、読みふけっていた本に登場する美しい姫ドルシネアに恋するところから始まる。ドルシネア姫との出会いを夢見て、従者サンチョ・パンサを引き連れて騎士を気どり冒険の旅に出るドン・キホーテ。
彼はバルセロナを訪れ、町娘キトリや、その恋人である床屋のバジル、キトリの父ロレンツォ、金持ち貴族のガマーシュといったさまざまな人たちと出会うことになる。
オペラ界の巨匠やスターが舞台を作り上げる
劇場上演作の振り付けを担当するのは、『白鳥の湖』などで知られる巨匠マリウス・プティパさん。彼は今作の振り付けにおいて、マドリッド王立劇場と契約してスペインで過ごした頃の自身の体験を反映したという。街の踊り子、闘牛士、ファンタンゴ、ロマの踊りなど、多彩なキャラクターによるエキゾチックなダンスに注目だ。
また、元プリンシパルで世界的なスターであるカルロス・アコスタさんも、振り付けを担当したと言える人物の一人。今作には、彼が2013年に振り付けを行う際に考えた“登場人物たちがセリフを叫ぶ”“ダンサーたちがテーブルやワゴンの上で踊る”といった演出も取り入れられている。
ヒロインのキトリ役を演じるのは、ローザンヌ国際バレエコンクールの優勝者でもあるマヤラ・マグリさん。ブラジル出身ならではの天性の明るさと安定した技巧でキトリの魅力を引き出した。
一方、キトリの恋人で床屋のバジルを演じるのは、英国の人気ダンサーとして知られるマシュー・ボールさん。彼とマヤラ・マグリさんはなんと私生活でもカップル同士。舞台でも息の合ったパフォーマンスを見せている。
さらに、若手ファースト・ソリストであるカルヴィン・リチャードソンさんを含む才能ある若手ダンサーたちも活躍。作品を引き締めるドン・キホーテ役は、バレエ団を代表する名役者ギャリー・エイヴィスさんが務めた。
なお、今回の劇場公演作には、英国王チャールズ3世とカミラ王妃も臨席。彼らが客席から拍手で迎えられる場面も別映像として収められている。
オープニング作品である『ドン・キホーテ』が観られるのは2月1日(木)まで。「TOHOシネマズ 日本橋」をはじめ、全国の複数劇場にて上映中だ。舞台芸術の最高峰が映画館で楽しめる至上のエンターテインメントをお見逃しなく。
「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023/24」特設ページ:http://tohotowa.co.jp/roh/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000016700.html
(IKKI)