NYタイムズ紙で話題の山口市でプロジェクションマッピング開催!国宝・瑠璃光寺五重塔が幻想的な姿に

ニューヨーク・タイムズ紙「2024年に行くべき52カ所」に、昨年の盛岡市に続いて日本の山口市が選ばれたというニュースが話題となった。その山口市では現在、国宝・瑠璃光寺五重塔の改修が進められている。

改修中も来訪者を楽しませるさまざまなプログラムを行ってきたが、1月19日(金)~1月28日(日)の期間、夜間の特別イベントとしてプロジェクションマッピングが行われる。改修中であることがむしろ「特別な機会」となる10日間だ。

改修を機にしたアートプログラム「昇華-shouka-大内文化」

“西の京”と呼ばれる歴史や文化が注目を集める山口市。室町時代にさかのぼる大内氏の存在を抜きにしては、その文化を語れない。

名所・香山公園では、瑠璃光寺五重塔の全面改修を契機としたプログラムを企画。“「大内文化」を花開かせた大内氏のマインドが空間アートに昇華する”をテーマに、空間アートプログラム「昇華-shouka-大内文化」を実施している。

現在開催中の「大内文化 思想をめぐる道」は、塔影の池周辺通路約45mにわたり設置された「和歌のカーテンゾーン」と「ステンドグラスゾーン」からなる空間アートプログラムだ。

歴代当主が勅撰集に入集するなど、和歌に長けていた大内氏。「和歌のカーテンゾーン」では大内氏歴代当主が詠んだ12首の和歌を題材とし、金属でかたどった和歌の一文字一文字をカーテンのように連ねて展示する。

「ステンドグラスゾーン」では、アクリル板を使用したステンドグラス風のアートを展示する。大内氏がキリスト教や京都などの、さまざまな文化を柔軟に吸収しながら繁栄していく様子を、白いカーテンに映し出されるアクリル板の色彩豊かな光で表現している。

期間限定、五重塔を彩るプロジェクションマッピング

開催中の上記プログラムにあわせ、五重塔のデザインシートをスクリーンにしたプロジェクションマッピング「昇華-shouka-大内文化」を夜間の特別イベントとして開催。

改修中の五重塔を覆うデザインシートに映し出される迫力あるプロジェクションマッピングは、大内氏の歴史・思想を表現した映像や、山口に来訪した大内氏にゆかりのある歴史上の人物を彷彿とさせる映像で構成される。

また、開催中の「大内文化 思想をめぐる道」エリアをプロジェクションマッピングにあわせてライトアップすることで、香山公園内を統一感のある幻想的な空間として演出する。

夜の散歩にふさわしい、今だけのプログラム。ニューヨーク・タイムズ紙のピックアップで観光客増が予想されることから、静かで落ち着いた雰囲気を味わいたい人にも貴重なチャンスだ。

空間アートプログラム「昇華-shouka-大内文化」
期間:開催中~3月まで(改修工事期間は令和8年3月まで)
会場:香山公園
所在地:山口県山口市香山町7-1
料金:無料
公式ホームページ:https://shouka-oouchi.jp/

夜間特別イベント「プロジェクションマッピング」
期間:1月19日(金)~1月28日(日) 毎日18時~20時
場所:香山公園

「大内文化 思想をめぐる道」展示
期間:開催中~2月25日(日)
場所:香山公園 塔影の池周辺通路(約45m)

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000130979.html

(SAYA)

※写真はイメージ