歴史的建造物としての価値を再認識。ホテル イル・パラッツォが、グランドオーオープン!

ワンファイブホテルズが、昨年1月よりRe-Designプロジェクトとして大規模改修工事を行っていた福岡県福岡市の「ホテル イル・パラッツォ(HOTEL IL PALAZZO)」が、10月1日(日)にグランドオープンを迎える。

歴史的建造物としての価値を再認識し、当初の理念を承継したRe-Designプロジェクトによって、同ホテルは、再び新たな時代を歩み出す。

世界的デザイナーによる伝統と革新が同居するホテル

1989年、日本初のデザインホテルとして現在の地に開業した「ホテル イル・パラッツォ」。アルド・ロッシ氏が日本ではじめて手がけた建築には、内田繁氏の他にもエットーレ・ソットサス氏、ガエターノ・ペッシェ氏、倉俣史朗氏、三橋いく代氏、田中一光氏など、世界的なクリエイターたちが参画し話題となった。

同ホテルは、福岡市都市景観賞を受賞。さらに1991年にはアメリカ国外の建築物として史上初となるアメリカ建築家協会名誉賞を受賞した。

新たな創造を生み出す130席の大型ラウンジ

ディスコ・イベントホールなど時代やニーズに合わせて独自のカルチャーを発信してきた「ホテル イル・パラッツォ」の地下空間は、この度の大改修で、約130席の大型ラウンジに生まれ変わる。

ストライプや列柱、赤・青・緑の配色など、ホテルが持つオリジナルのデザインを全面に取り入れてRe-Designされた地下の空間は、伝説の黄金郷「エル・ドラド(EL DORADO)」の名を冠する。

ラウンジ奥の中央にそびえ立つ黄金のファサードは、アルド・ロッシ氏がデザインしたバー「エル・ドラド」から内装の一部を移築。その手前には内田繁氏が晩年に手掛けた、インスタレーション作品ダンシングウォーターを配置。

西洋の人々が探し求めて冒険に旅立ったという、伝説の黄金郷として、新生なった「ホテル イル・パラッツォ」の奥深く、ここを訪れるゲストだけが魅了されるシンボリックな空間を演出する。

ホテル開業当時のデザインの精神を追求した客室

2階には、客室を新設。高さ約4mの天井高がもたらす、豊かな空間に加えバルコニーを設置。さらに、3階から8階までの客室も全面改装。スランバーランド社最上級クラスのダブルクッションのベッド。そして、ソファ・テーブルのデザインは、ホテル開業当時のデザインと配色から再構築したものを採用する。

他では体験できないフードプレゼンテーション&バー空間

ラウンジ「エル・ドラド」は、朝7時から深夜3時まで、人数・時間・シーンにあわせた使い方が可能。朝食からディナータイムまでは、ブッフェ形式のフードプレゼンテーションを行い、21時以降はバーラウンジとして、照明を落とした大人の空間に変貌する。

滞在中の宿泊ゲストに、そしてビジターに、細部までデザインされた空間と自由にセレクトできる食を通じて、他では体験できない過ごし方を提案する。

また、ホテルスタッフのユニホームは、ホテル開業時に手掛けた小野塚秋良氏が監修。スタッフ一人ひとりが、同ホテルを愛し、誇りをもって働きながら、そのカルチャーを担う一員となるよう願いを込めているという。

開業当初の理念を継承しつつ、新たな空間として生まれ変わった「ホテル イル・パラッツォ」。九州の中枢都市・福岡にまた新たな魅力が加わった。

ホテル イル・パラッツォ(HOTEL IL PALAZZO)
所在地:福岡県福岡市中央区春吉3-13-1
公式サイト:https://ilpalazzo.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000036834.html

(高野晃彰)