フランスのミシュラン3つ星レストランのオーナーシェフである、マウロ・コラグレコ氏がプロデュースする、日本で初めての美食レストラン「CYCLE(スィークル)」が、今年の秋に東京・大手町にオープンする。
世界のベストレストラン1位にも選ばれている、マウロ・コラグレコ氏が作り出す世界を堪能してみたい。
世界的に注目されているシェフ
同店をプロデュースするMauro Colagreco(マウロ・コラグレコ)氏は、ミシュラン3つ星を獲得したフランス・マントンの「ミラズール」のオーナーシェフ。「ミラズール」は、2019年に「世界のベストレストラン50」で第1位に選ばれ、2021年には殿堂入りを果たしている。
生まれ故郷のアルゼンチンからフランスのリビエラまで、コラグレコ氏の旅は情熱的なものだった。旅と発見、野心と努力に満ちたその道のりこそが、同氏を頂点へと導いたと言える。
自然と強い絆で結ばれた同氏は、地球を守るために尽力し、自然のサイクルを尊重した循環型ガストロノミーを展開している。2022年末、生物多様性のためのUNESCO親善大使に初めて指名されたシェフでもある。
ヘッドシェフはコラグレコ氏の弟子
コラグレコ氏は、同店のヘッドシェフに自身の弟子である宮本悠平(みやもとゆうへい)氏を任命した。宮本氏は、2018年に「ミラズール」チームに加わって以降、短期間で頭角を現し、見習いから部門シェフを経て、スーシェフとなった。
そんな宮本氏が、「ミラズール」で培った経験を活かし、今秋オープンする同店のヘッドシェフに就任。恩師と共に母国でレストランをオープンすることとなった。
レストランと美食の体験を通して感じる「循環」
同店は、皇居にほど近い大手町に誕生した複合ビル「Otemachi One」の1階にオープンする。店舗は庭である「Otemachi One Garden」に面しており、レストランからも緑豊かな広場や水景が臨める。
コンセプトの「循環」
CYCLE(循環)とは、一定の頻度、かつ不変の順序で連続的に繰り返される一連の現象であり、それが永久に更新される状態を意味している。
コラグレコ氏の「このレストランと美食の体験を通して、自身の心にある循環の概念、常に生まれ変わる自然の美しさ、循環するエネルギー、そしてすべての生物の相互作用を再表現したい」という思いから、同店は「CYCLE」と名付けられた。
料理で表現すること
同氏は2020年以来、月の満ち欠けに合わせた農事暦にインスピレーションを受け、バイオダイナミック農業の4つの要素である「根、葉、花、果実」に基づいた料理を提供している。
それは、テーマとなる食材の自然のエネルギーを利用した料理であり、同店においても同じようにこの4つの要素をテーマとし、自然の美しさと循環するエネルギーを料理で表現していく。
また、国産食材を中心に使用し、環境への配慮と地元生産者とのつながりを大切にする。
生命と自然のサイクルに結びついたコラグレコ氏の料理と、そのフィロソフィーを体験できるレストランだ。
CYCLE
所在地:東京都千代田区大手町1丁目2番1号 Otemachi One 1階
公式サイト:https://cyclerestaurant.com
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000041874.html
(田原昌)