「わざわざ食べに行く価値のあるレストラン」として有名な山形県のレストラン「アル・ケッチァーノ」が、2022-2023のスキーシーズン限定で、長野県・白馬の「ホテル ラネージュ本館」へ出店する。
「アル・ケッチァーノ」がマウンテンリゾート・白馬へ限定出店
山形県鶴岡市にあるレストラン「アル・ケッチァーノ」は、鶴岡出身の奥田政行シェフが地元の食文化にポテンシャルを感じ、特に庄内地方特有の在来食材にフォーカスしてオープンしたレストランだ。
20年以上も前からローカルガストロノミーを体現しており、TBS『情熱大陸』(2006年)で取り上げられると、その料理を求めて全国から人が集まり「予約がとれないレストラン」として有名になった。
また、「鶴岡を食で元気にしたい」という想いから、生産者を第一に考えて活動。その魅力を日本だけではなく世界へと広め、2014年には庄内が「食文化創造都市・鶴岡」としてユネスコに認定された。
「食」を通じた地域創生に取り組んできた奥田政行シェフのレストラン「アル・ケッチァーノ」がこの冬、長野県・白馬にて、信州食材の魅力を引き出す料理を創り上げる。
奥田シェフはすでに白馬や長野県内の生産者と現場を訪ね、世界から人々が集まるスノーリゾート・白馬に「食」という新たな魅力を加える準備を始めているという。
世界の料理人1000人に選ばれた奥田政行氏
奥田シェフは1969年に鶴岡市で生まれ、その後高校まで鶴岡で過ごし、上京。都内のレストランでの修業を経て鶴岡へ戻り、ホテル料理長、農家レストランシェフと経験を重ねて、2000年にレストラン「アル・ケッチァーノ」をオープンした。
その独特な料理哲学が注目を集め、2004年に「食の都庄内親善大使」に就任。活躍の場を世界へ広げ、鶴岡市がユネスコ創造都市ネットワークへ加盟できるよう貢献した。また、ローマ法王、天皇陛下にも庄内の食材や自身のレシピを紹介した経験を持つ。
2006年「テッラ・マードレ」(イタリア)において「世界の料理人1000人」に選ばれる。当時、日本人から選ばれたのはたったの11人だった。
2011年、スペイン・サンセバスチャン美食祭り世界大会にて日本料理を担当。2016年には農林水産省第1回料理マスターズシルバー賞を受賞するなど、輝かしい経歴を持つ奥田シェフ。
さらに多くの著書のうち、パスタの新しいゆで方を説いた『ゆで論』は、料理本のアカデミー賞といわれる「グルマン 世界料理本大賞2022」でグランプリを受賞した。
奥田シェフの食へのこだわりを、長野県・白馬でも感じてみてほしい。
アル・ケッチァーノ白馬
開業期間:12月21日(水)~2023年3月26日(日)
場所:白馬リゾートホテル ラネージュ本館
所在地:長野県北安曇郡白馬村北城4748
アル・ケッチァーノ公式WEBページ:https://alchecciano.com/
(IKKI)