世界的ファッション・デザイナーのジャン・ポール・ゴルチエ氏が手がけるミュージカル・エンタテインメント「FASHION FREAK SHOW(ファッション フリーク ショー)」のワールドツアーが決定した。
同ワールドツアーの主催はエイベックス・エンタテインメント。7月のロンドン公演からスタートし、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、北米など世界約15ヶ国での上演を予定している。日本公演は2023年春頃となる予定だ。
世界中からラブコールを受ける「FASHION FREAK SHOW」
「FASHION FREAK SHOW」とは、世界的ファッション・デザイナー、ジャン・ポール・ゴルチエ氏の生い立ちからデザイナーとしての生涯を描いた作品だ。
演出・デザインをゴルチエ氏自身が手掛け、登場する衣裳の数は200点以上。ゴルチエ氏の貴重なコレクションから、選りすぐりの代表作、人気作が惜しみなく登場し、このショーのために書き下ろした新作デザインの数々も見どころの一つと言える。
また、オリジナル楽曲制作をマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」、デヴィッド・ボウイ「レッツ・ダンス」など世界的ヒット曲を生み出した音楽プロデューサーのナイル・ロジャーズ氏が担当。
マドンナ、クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズ、ストロマエ、ミュージカル「レジスト」のダンスも手がけたフランスの振付師、マリオン・モーティン氏が振付を手掛け、コンテンポラリーからストリート、ジャズなど多岐にわたるダンスが作品を彩る。
2018年にパリで初演して以来、“ありのままの自分を愛する”ゴルチエ氏の多様なメッセージが現代社会の共感を呼び、世界中からのラブコールを受け、ワールドツアーの開催が決定した。
伝説的デザイナー、ジャン・ポール・ゴルチエ氏
気になるジャン・ポール・ゴルチエ氏自身の経歴についても、簡単に紹介したい。
1976年、ゴルチエ氏は自身の名を冠した「ジャン・ポール・ゴルチエ」のブランドでプレタポルテコレクションで鮮烈にデビュー。1980年代初頭にオンワード樫山とライセンス契約を結び、2004年からはエルメスのデザイナーも兼務。マドンナなどの世界的スターの衣裳も手掛け、ファッション界を牽引し、常に時代の先端を走るデザイナーとしてコレクションを発表してきた。
そして2020年、コレクションの引退を発表。最後のショーには世界各国のセレブやスター、トップモデルが集い、葬儀から祝祭をイメージした、美しく壮大なショーを手掛けた。
エイベックス・エンタテインメントがツアーを主催
今回、同ワールドツアーを主催するのは、日本では知らぬ人はいないであろうトップ企業、エイベックス・エンタテインメントだ。
同社は2007年からシアター事業に本格参入し、演劇・ミュージカル ショー・2.5次元作品など、累計100以上のオリジナル作品を企画・制作してきた。
今回、同社のレーベル、ライヴ、マネジメント、アニメ・映像など幅広いビジネスを展開する“グループ”としての強みや、多くの舞台の上演実績がジャン・ポール・ゴルチエ氏から高く評価され、初となる海外ミュージカル作品のワールドツアー主催が実現した。
日本を代表する企業と、世界的デザイナーが織り成すワールドツアー。日本公演が今から待ちきれない。
「FASHION FREAK SHOW」ワールドツアー
開催時期:7月~
開催場所:ヨーロッパ、アジア、オセアニア、北米、他
主催(主幹事):エイベックス・エンタテインメント/TS3 (A Fimalac Entertainment Company) / RGM Productions
※公演に関する詳細は、公式サイト(秋頃オープン予定)などで随時発表予定
エイベックス:https://avex.com/jp/ja/
(IKKI)