日本一と称えられ「郡上鮎」というブランド名をもつ長良川の鮎。その極上鮎や旬の素材を使用した、贅沢なメニューが並ぶ「郡上鮎会席」が登場。
この会席は東京都・白金台にある八芳園の料亭「壺中庵(こちゅうあん)」で、6月20日(月)〜8月5日(金)までの期間限定で味わえる。個室で庭園の景色を楽しみながら料理を堪能できる、1日1組限定のプランだ。
姿・香り・味わいと全てに優れた「郡上鮎」の会席
日本三大清流のひとつ、岐阜県郡上市の長良川。上質な水質を残るこの川では1,300年以上、伝統的な「長良川鵜飼」や「やな漁」などの鮎漁が行われてきた。
長良川のなかでも清流と郡上踊りで知られる城下町・郡上市域内で漁獲される天然鮎だけを「郡上鮎」と呼ぶ。美しく整った姿かたちに加え、芳醇な香りと上品な味わいが魅力のブランド鮎だ。
八芳園 壺中庵の提供する「郡上鮎会席」は、その「郡上鮎」をメインに、季節の食材を使用した会席のフルコース。初夏から夏の味覚をバランスよく上品に提供する。
シンプルな塩焼きが秀逸な「郡上鮎会席」
当会席プランの献立は、全8品。前菜、吸い物、お造りのあと、焼き物、箸休め、揚げ物と続き、最後には食事と水菓子、充実した内容だ。
郡上鮎は、焼き物・揚げ物・食事で登場する。どの献立も、鮎の持ち味を活かした調理が施されるが、特筆すべきは、奥能登の輪島塩を使用し、自らの脂による煙で燻すように焼き上げる鮎の塩焼き。シンプルな調理法だが、「壷中庵」に受け継がれる和の技法により、姿・味ともに絶品に仕上げる。
他にも、吸い物の鱧(はも)・お造りの鯒(こち)・水菓子の白桃など、この季節にこそ味わいたい味覚が盛り込まれる。
江戸時代より続く庭園に佇む料亭でのひととき
「郡上鮎会席」を味わえるのは、江戸時代から続く、約1万坪の「八芳園 庭園」に佇む料亭「壺中庵」。趣のある数寄屋造りの建物の中はいくつかの個室に分かれ、どの室内からも四季折々に変化する風情ある庭園の眺めを楽しめる。
都会の喧騒から切り離された自然と静寂に囲まれた別世界に身を置きながら、1日1組限定で味わう季節の会席。
卓越した職人が腕をふるった旬の味覚を、じっくりと五感で味わう優雅なひととき。まさに大人のための贅沢時間だ。
季節の会席「郡上鮎会席」
期間:6月20日(月)~8月5日(金)
会場:八芳園 壺中庵
所在地:東京都港区白金台1丁目1−1
時間:11:00~21:00(最終入店:18:30)
料金:30,000円(税・サービス料・室料込)
詳細ページ:https://www.kochuan.co.jp/seasonal/2022/
※予約は、来店予定日の1週間前までの受付
(高野晃彰)