大自然に囲まれ、豊かな文化が育まれる国・ニュージーランド。日本と季節が逆になる同国では、6月下旬から本格的なウィンタースポーツシーズンに入る。それに先がけ、5月2日(月)より隔離なしでの入国ができるようになり、同国への旅が可能になった。
そんなニュージーランドのウィンターシーズンにおすすめの、3つのスポットを紹介しよう。
隔離なしでニュージーランドを旅行できる
日本からの渡航は、2回のワクチン接種が済んでいることが条件(*)。さらに出国前の検査が陰性で、到着空港で無料配布される即時判定の抗原検査で到着時と5日目あるいは6日目に陰性であれば、自主隔離なしでニュージーランドを旅できる。
渡航者向け事前オンライン申告NZTD(New Zealand Traveller Declaration)で、ワクチン接種証明と渡航前検査の陰性証明をアップロードするとQRコードが発行され、チェックインカウンターや入国時のチェックをスムーズに行うことができる。
日本に帰国する際に必要なPCR検査は、現地の病院・クリニックで対応してもらえる。
ウィンターシーズンにおすすめの3つのスポット
本格的な冬の季節を迎えたニュージーランドの魅力を感じられるおすすめのスポットを紹介しよう。
「マウントハット」でダイナミックなスキー・スノボーを
「マウントハット」は、南島有数の標高2086mを誇るニュージーランドを代表するスキー場。スキー派もスノーボード派も同じダイナミックなゲレンデで滑走できるとともに、最先端のテレインパークがあるのも魅力だ。
南島の玄関口・クライストチャーチからのアクセスも良好で、シャトルバスで約100分と日帰りが可能。またシャトルバスで約30分のウィンタースポーツの拠点、メスベンでの滞在もおすすめだ。
絶景の温泉ホットプールで癒し時間を満喫
海外でも温泉に入りたい!そんな人の要望を満たしてくれるのが、クィーンズタウンの「オンセン・ホット・プールズ」だ。
この施設は、急流と切り立った岩が織り成す渓谷美で知られる、ショットオーバー峡谷を見下ろす山の斜面にある。絶景を楽しみながら、温泉に浸かり、峡谷を疾走するジェットボートを眺めながらリラックス。
ダイナミックなニュージーランドならではのスパタイムは、忘れられない旅の思い出になるだろう。
神秘的なフィヨルドの芸術、「ミルフォードサウンド」
ラドヤード・キップリングに「世界8番目の不思議」と言わしめたミルフォードサウンドは、南島西海岸側にあるフィヨルドの景勝地。
氷河によって垂直に削り取られた山々が海面からほぼ垂直にそそり立ち、最大落差1000mにもなる滝が流れ落ちる。この美しくも神秘的な風景は、マオリの伝説によれば、彼らが神と崇めていた巨人が斧を使って刻んだものだとか。
そんな言い伝えが本当のことのように思える、神秘的な同地の観光には、大パノラマが楽しめる日帰りもしくは1泊のクルーズが最適だ。
雄大で美しい自然や固有の文化に満ちた国、ニュージーランド。隔離なしで旅が可能になったいま、旅行先候補のひとつに加えてみては。
ニュージーランド政府観光局 公式HP:https://www.newzealand.com/jp/
(高野晃彰)
* 5月2日時点、日本入国後に、自宅での自主隔離免除を希望する場合は3回のワクチン接種が必要。