朝引いた出汁を再現する味。和食「渋谷 酒井商会」がオリジナルブランド「芹乃栄(せりすなわちさかう)」をスタート。人気の土鍋ごはんを自宅で再現する「土鍋ごはん」シリーズをECサイトで販売開始した。
「酒井商会」の土鍋ごはんを自宅で再現
「渋谷 酒井商会」は、店主・酒井英彰氏の地元・九州の食材を使った和食と、その食に合うよう厳選された自然派ワインや日本酒をご提供する小さな和食割烹だ。
酒井商会の味を自宅で楽しんでもらうことをコンセプトとしたオリジナルブランド「芹乃栄」をスタート、同名のECサイトをこの1月にオープンした。
店で人気の「土鍋ごはん」を皮切りに、店の味を再現することにこだわった商品を順次展開する予定だ。
「芹乃栄」に込めた想い
「芹乃栄」を立ち上げる大きなきっかけとなったのは、新型コロナによる店舗を取り巻く状況の変化だった。
店に来たくても来られない人がいるなか、どうやって「酒井商会」の食体験を届けるかを考えた結果、ECサイトでの商品展開を決めたという。
「芹乃栄」は、二十四節気の小寒の初候にあたる七十二候のひとつ。春の七草の季節、無病息災を願う想いをその名に込めた。健康や幸せを願う食のブランドとして、店舗と同様に国産原料のみを使用し、化学調味料・保存料無添加の商品をだしていく
惣菜やミールキットなどさまざまなブランドが存在している中、「酒井商会」がオリジナルブランドを立ち上げる意味として大切にしているのが、店の味を実直に追求することだ。
店舗と同じ原料を使い、朝店で引いた出汁の味を自宅で手軽に再現するような商品を一つずつ丁寧に開発。試行錯誤を重ね今までにない新しい方法も採り入れながら、「酒井商会」にしかできない味、商品ラインナップを取り揃えていくことを目標にしている。
店の味をそのまま再現「土鍋ごはん」シリーズ
「芹乃栄」第一弾となる商品は、店でも人気の土鍋ごはんを再現する商品だ。
一般的な炊き込みごはんの素と異なり、具材をまるごと炊き込むのではなく、後のせ具材やあしらいの薬味など細部までこだわりつつ、簡単な調理法で店の味を再現。
アウトドアやホームパーティーの手土産などでも、その場を華やかにする料理としておすすめのアイテム。
具材はすべて国産の原料にこだわり、メインとなる魚介は天然ものを使用。出汁は、普段店で使っている昆布や鰹節などを使用し、「朝店で引いた出汁」そのものの味を、という想いを再現性高く叶えることができた。
土鍋ごはんの素 ごぼうと揚げ穴子
シャキシャキのごぼうとサクッと香ばしい揚げ穴子の旨さを、甘辛ダレが引き立てる土鍋ごはん。
土鍋ごはんの素 蛸と生のり
蛸とバターのコクが見事に調和する一品。
土鍋ごはんの素 真鯛と生姜
真鯛を使用した上品な旨みと香りが特徴の土鍋ごはん。
品のあるパッケージデザインにもこだわり、贈答用の桐箱も用意している。自宅でのご馳走として楽しむのはもちろん、大切な人への贈り物にしても喜ばれそうだ。
芹乃栄 ECサイト:https://serisunawachisakau.com
(冨田格)