香港を代表するオーケストラの演奏と、LED大壁面を使った大規模カウントダウンなどさまざまな演出で新年を迎えたい。
■2022年へのカウントダウンは豪華に
香港政府観光局は、2021年の大晦日に、香港の象徴であるビクトリア・ハーバーで、3部構成の年末カウントダウンイベントを開催し、香港で盛り上がるアートシーンを世界に向けて紹介する。
カウントダウンを迎える12月31日の夜は、西九龍(ウエストカオルーン)文化地区に11月にオープンしたばかりの、アジア最大級の視聴覚美術館「M+」に注目したい。
高さ65.8メートル、幅110mの巨大LEDスクリーンでもあるM+の壁面が、ビジュアル・カウントダウンの壮大なスクリーンとなり、ビクトリア・ハーバーの光を一層煌びやかにする。
この壁面では、大晦日の夜から、地元の才能あふれるデジタルアーティストが制作した、香港の街やカルチャーを表現したビジュアルストーリーを一挙に上映する。
このM+の壁面は、2021年の最後の1分となる現地時間の23時59分、香港の豊かな街並みを映し出すカウントダウンの時計に変わる。
時計がちょうど0時になると同時に、“2022”の数字と日本語を含む各国語による新年の挨拶がスクリーンに映し出され、世界中に新年の祝いを届ける。
■野外年越しカウントダウンコンサート
カウントダウンの前には、西九龍文化地区で行われる野外の年越しカウントダウンコンサートで、香港を代表するオーケストラ「香港フィルハーモニー管弦楽団」による演奏があり、ビクトリア・ハーバーの両岸で行われる新年を祝うイルミネーションに包まれるアートの祭典に華を添える。
2019年に権威あるイギリスのクラシック音楽雑誌「グラモフォン」のグラモフォン・アワードにおいてオーケストラ・オブ・ザ・イヤーを受賞した香港フィルハーモニー管弦楽団は、世界の人々のためにエネルギッシュで喜びに満ちた音楽を演奏し、新年を祝う輝かしい瞬間を迎える喜びを分かち合う。
この模様は、香港政府観光局のYouTubeチャンネルおよびFacebookでも視聴することができる。
しばらく海外旅行に行けない状況の中、香港の華やかなカウントダウンに浸って、海外旅行気分を満喫したい。
詳細:https://www.discoverhongkong.com/countdown
(冨田格)