ミドル世代、シニア世代の体の悩みを、柔軟王子・村山巧氏のストレッチで解決する新刊が発売。
■大人世代の体の悩みを解決する一冊
徳間書店は、ストレッチ関連著書累計21万部突破の柔軟王子こと、村山巧氏による「大人向けストレッチ本」の決定版『動ける体を取り戻す! 人生100年いきいき動ける大人のストレッチ』を12月11日(土)より発売した。
数多くのメディアに出演する「柔軟美」トレーナーの村山巧氏が、短時間で無理なく基礎的な柔軟性を取り戻す、夢のようなメソッドを紹介する。最大限の身体パフォーマンスが引き出せるようになることを目標とした内容になっており、コロナ禍での巣ごもり老化防止にもオススメの一冊だ。
■積極的に体を動かし関節の可動域を広げる
人間の体は年齢を重ねるにつれて、筋肉が徐々に弱くなり柔軟性が低下する。体が硬いまま何もしないでいると、関節の可動域が狭まって動きが鈍くなり、ケガをしやすくなる傾向がある。
東京消防庁のデータ(令和元年調べ)によると、日常生活における事故で約8万人の高齢者が医療機関に救急搬送され、そのうち「ころぶ」に分類される事故が約6万人と全体の8割以上を占めている。
「老化だから」とあきらめず、積極的に体を動かし関節の可動域を広げないかぎり、動ける範囲がさらに減少し、結果的に体本来の機能が弱まる悪循環に陥ってしまう。
柔軟性の低下は体の動きに影響するだけでなく、腰や肩の痛みを引き起こすこともある。逆に、日々のストレッチにより体の柔軟性を保つことで、動きが軽くなり、年齢を重ねても若い頃と同じような生活を送ることができる。
村山巧氏が紹介する「トップギアストレッチ」を、年齢、性別、運動歴もバラバラの5人が体験。ミドル世代、シニア世代の人たちの、短時間でのストレッチ効果を誌面で確認できる。
■筋肉ごとの悩みを解消するストレッチ
日常生活での動きにくさを感じているならば、一度、普段の悩みを洗い出してみることが必要だ。誌面では、筋肉ごとの悩みを解消するストレッチを紹介する。
首周り
物干し竿に洗濯物を干しにくい・体操の時に首がうまく回らない・うがいをする時に上を向けない・自転車で左右の確認がしづらい
肩周り
上にあるものが取りにくい・背中を洗いにくい・服の袖に腕を通しにくい
背中周り
背中が丸まってきた・足の爪が切りにくい・自動車でバックする時に目視しにくい・あぐらをかくと後ろに倒れる
腕周り
背中をかきにくい・包丁が握りにくい・ゴルフのスイングがしにくい・物を上に持ち上げにくい
胸周り
深呼吸がしにくい・電球の交換がしにくい・テニスのバックハンドで腕がたためない・ウォーキングで腕の振りが弱くなった
腰周り
しゃがめない・下にあるものが取りにくい・ゴルフのバックスイングが浅い・おじぎが辛い
尻周り
つまずきやすい・歩幅が狭くなった・体全体の動作が遅くなった・自転車をまたぎにくい
もも周り
歩くスピードが遅くなった・階段でつまずく・正座がしにくい
下腿部
靴下が履きにくい・横断歩道を渡りきれない・靴ひもが結べない・足首の踏ん張りが弱くなった
怪我などせずにイキイキとした日常を長く続けるために、早めに努力をしておく必要がありそうだ。
動ける体を取り戻す! 人生100年いきいき動ける大人のストレッチ
定価:1,870円(税込)
判型・仕様:A5判ソフトカバー
詳細:https://www.tokuma.jp/book/b596904.html
(冨田格)