新たな文化の胎動を感じるスポット。
■古民家を改修した小さな複合店
北海道札幌に古民家を改修した小さな複合店「ugo」が誕生した。
1Fはこだわりのドリンクが楽しめるカフェと生活雑貨やインテリアの販売をするストア、ポップアップスペース、2Fはコワーキングスペースと水煙草を嗜めるスペースに区画分け、様々な文化や出会いが交差する小さな複合店を目指している。
店名の「ugo」は、「雨後の筍(うごのたけのこ)」に由来している。その意味は、「雨が降ったあと、たけのこが次々に出てくるところから、物事が次々と現れることの例え」。
「ugo」で、多彩な人と空間や時間を分かち合い、新しい出会いや出来事、文化を次々と発生させたいという思いを込めている。
様々な場所で生まれた「食」「モノ」「芸術」等のカルチャーを、「ugo」というフィルターを通して多様な文化が入り混じり新しい文化が生まれていくような場所や体験を提供したい、地方や世界と北海道を繋ぐ存在になりたいと考えているそうだ。
■「ugo 」3つの特徴
小さな複合店
築50年、2階建ての古民家で元ゲストハウス跡の建築を活かし、様々な体験ができる多様な空間を演出。
1Fはカフェと生活雑貨やインテリアを扱う物販エリアで構成し、ポップアップスペースやギャラリーの要素も持ち合わせている。2Fは薪ストーブを眺めながら上質な煙を嗜める水煙草スペースと、集中的に仕事や作業に取り組める少人数向けのコワーキングスペース。
デザインに拘った空間
一つ一つの空間を異なったコンセプトで区画分けし、1つの店舗の中で様々な表情を楽しめるような設計とした。什器以外の部材や塗料は全てホームセンターで揃え、自ら手作業で空間を創り上げたことで、より一層、雰囲気を味わえる空間となった。
家具や什器は、北欧を中心とした世界各国の素晴らしい家具を選定している。
文化の発信地へ
「ハイカルチャーとローカルチャー」「北海道のカルチャーと道外/世界のカルチャー」のような
様々な文化が行き交い、新しい文化が生まれて創られていく、文化の発信地を目指している。
物販エリアでは、北海道初進出のアイテムも多数ラインアップ、カフェエリアで提供する珈琲は京都の焙煎所にてオリジナルブレンドを制作。
何かを発信したり、作ったものを展示・販売したりする場を望むクリエイターやベンチャー企業が、ugoという場を活用して活動の幅を広げたり、何かを始めたい人が「あれがしたい、これを創ってみたい」と思った時に、ugoに来て何かのヒントを得たり、ugoに集う人達が「それ、ここにいるみんなで出来るじゃん!」というような連鎖反応が起こる場所になって欲しいと願っているそうだ。
札幌発の文化発信地となっていきそうな予感がする「ugo」に注目していきたい。
ugo
所在地:北海道札幌市豊平区豊平3条4丁目1−23
URL:https://www.ugo-lifestyle.info
online store:https://ugo-lifestyle.shop
(冨田格)