苦境の飲食業界をタフにサバイブする成長戦略を紹介しよう。
■”ランチタイム限定ブランド”「ステーキ五郎咖喱」の展開
飲食業界を襲ったコロナ禍。その逆境の中で誕生したのが「ダイヤモンドダイニング」の”ランチタイム限定ブランド”「ステーキ五郎」だ。
2020年5月、最初の緊急事態宣言解除とともにデビューした「ステーキ五郎」は、「ダイヤモンドダイニング」の既存店をランチタイムのみ看板を変えて営業するスタイル。“10人中3人が圧倒的にハマる味”という尖ったコンセプトで開発した「ステーキ五郎」は、瞬く間にダイヤモンドダイニングの人気ブランドに成長した。
その勢いのまま「ステーキ五郎」が次に手掛けたのは、「ゴーゴーカレー」とコラボレーションした「ステーキ五郎咖喱」。今年5月より関西エリアで”ランチタイム限定ブランド”として先行展開した「ステーキ五郎咖喱」が、関東エリアでは”デリバリーブランド”としてスタートした。
■カスタマイズする「中毒性」の味
「ステーキ五郎」は、1頭から5kg程度しか取れないことから希少部位としても知られる「ミスジ」を使用したステーキに、無料のトッピング「ヤサイ(無し・普通・マシ・マシマシ)」「ニンニク(無し・あり・マシ)」「トロトロ脂すじ(無し・あり)」「脂〈バター〉(無し・あり1枚・マシ2枚)」をカスタマイズするスタイルと、中毒性のある味わいがSNSを中心に話題を呼んでいる。
現在、”一号店”となった新橋總本店をはじめ、赤坂、浜松町、池袋、広島の5店舗で、ランチタイム限定ブランドとして展開している。
その「ステーキ五郎」の「ミスジ」を使ったステーキと、どろっと濃厚で、独特のスパイシーさがクセになる「ゴーゴーカレー監修 金沢カレー」ルーとの相性は、想像以上に抜群だ。
関西エリアでランチタイム限定ブランドとして展開している「ステーキ五郎咖喱」を、関東エリアでは”デリバリーブランド”として展開する。
カレーは基本の「ライス220g/ルー180g」か、大盛り「ライス350g/ルー230g」特盛り「ライス450g/ルー330g)」から、ステーキはシングル(100g)ダブル(200g)トリプル(300g)から、それぞれチョイスして組み合わせる。
さらに、「ニンニク(無し・あり・マシ)」「トロトロ脂すじ(無し・あり)」「辛味スパイス(あり・マシ・マシマシ)」の3種の無料トッッピングで、好みの味にカスタマイズできる。組み合わせ次第で、「中毒性」と称される味を完成できそうだ。
「ステーキ五郎」ファンも、「ゴーゴーカレー」ファンも、どちらの期待も裏切らない”ドハマりする味”のデリバリー。コロナ禍でもタフに生き残るための経営戦略を実感できる展開には注目したい。
「ステーキ五郎咖喱」は、デリバリープラットフォーム「Uber Eats Japan」でオーダーできる。
※対象エリア:銀座・新橋・赤坂・田町・浜松町・品川・西新宿・横浜(西区)
Uber Eats Japan:https://www.ubereats.com/jp
ステーキ五郎:https://sites.google.com/view/steakgoro/
※価格は税込
(冨田格)