7年振りにフルモデルチェンジを果たしたMINIが導入へ

BMWは、7年振りのフルモデルチェンジを果たした「MINI」の日本導入を発表した。2002年からのBMWによる開発投入以来、好調なセールスを記録する「MINI」。今やそのラインナップは、7モデルまで充実が図られた。今回、フルモデルチェンジを行ったのは、その基幹モデルとなるハッチバックである。
MINI_m3代目となる新型は、先代よりひと回りサイズアップされた。しかし、「MINI」のアイデンティティは隅々まで継承されており、そのプロポーションは、さらにMINIらしさアピールする。寸法は、全長3895㎜×全幅1725㎜×全高1415㎜に(※Cooper)。これは先代に比べて、全長+98mm、全幅+44㎜、全高+7mmのサイズアップ。同時にホイールベースや前後トレッドもそれぞれ拡大。これは走行性能の向上はもちろんだが、キャビンとラゲッジルームの拡張に貢献しており、特にラゲッジルームは先代比で51L増の211Lとなった。

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 「MINI」のデザインは、箱型のボディや「グリーンハウス」と呼ばれる車両周囲を取り巻くウィンドウ配置、その上に被さるようなスタイルのルーフで構成されているのが、大きな特徴だ。このニューミニも、この伝統はしっかりと継承された。MINIらしさを象徴する六角形のラジエーターグリルやサイド・スカットル、丸いヘッドライトなどには新たな解釈を加えることで、ディテールをより強調させ、MINIの持つ世界観を際立たせるアクセントとして演出されている。

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インテリアでは、MINIらしい雰囲気を保ちながらも、伝統であったセンタースピードメーターが、ディスプレイエリアに変更。このエリアには、大型の8.8インチのカラーディスプレイをセットすることができ、エアコンやカーナビの操作、最新のMINIコネクテッドサービスの利用など様々な機能が備わる。ダッシュボード中央にあったスピードメーターはステアリングポストに移設され、ドライバーの正面に配置された。

 

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パワートレインも一新されている。Cooper Sには、吹け上がりの良い2.0L直4ターボエンジンを搭載。最高出力は192ps/4700~6000rpmで達し、最大トルクの280Nmはわずか1250rpmから発生する。注目はCooperに導入されたMINI初の3気筒エンジンだ。この1.5Lの直3ターボは、先代を上回る最高出力の136psを発揮し、なかなかのパワフルさを持つ。最大トルクの220Nmは、わずか1250rpmで発生する。トランスミッションは、どちらも6速MTと6速ATが設定された。

 MINI_s_rサスペンションも大幅に進化しており、リアアクスルをマルチリンク化。サスペンション各部の軽量化と剛性向上などを行うことで、コーナリングの俊敏性と精密な舵角フィーリングを追い求めるなどMINIのゴーカートフィーリングはより鮮明に感じられるようになっているという。もちろん、先進の安全装備も用意されており、前車接近警告機能や衝突被害軽減ブレーキ、アクティブ・クルーズ・コントロールなどのアイテムも装着可能だ。

 ラインナップは、スポーティな「Cooper」とハイパワーな「Cooper S」を用意。4月12日(土)より、全国のディーラーより発売が開始される。価格は、¥2,660,000~¥3,320,000だ。