高齢化社会が進むに従い、国内の空き家が激増して問題になっていることをご存知だろうか?
日本全国の空き家数は2013年時点で、820万戸となっている。そして野村総合研究所によると、2018年時点では1000万戸を突破し、2033年には空き家数が2166万戸にも昇る※と予想されており、空き家問題は深刻化する一方だ。
(※出典:<2017年版>2030年の住宅市場)
その一方、趣味や生活スタイルが理由で都心から少し離れていても戸建てに住みたいという希望をもつ人は少なくなく、戸建て需要も確実にあるのが現状だ。
こうした背景から、ガレージハウスなどの特定のテーマ型空き家再生事業「再生屋」では、空家を賃貸可能なレベルまで再生し、入居者を付けて収益不動産として運営出来るリプロハウスの販売を開始している。
■投資用戸建てのメリットとデメリット
投資用に戸建ての購入を考えたことがないという人のために、まずは、メリットとデメリットを整理してみよう。
<メリット>
高利回り(11%〜13%)でかつ管理費・修繕積立費がかからず、建物寿命が来ても土地の価値は残る。
小規模であれば、個人でも管理が可能で、将来的には自分で住む等、投資用物件以外の利用方法に柔軟性があるのも魅力。
<デメリット>
木造建築であるため災害に弱く、耐用年数が短いため、金融機関からの査定に影響がある。
また、相対的に修繕・管理すべき項目が多い、という問題もある。
■テーマ型空き家再生事業「再生家」とは
AI不動産ベンチャー Fan’sグループの株式会社再生家が取り組むリプロハウスの特徴は、あえて都心から遠く、築年数が古い空き家を再生して、マーケットよりも安い賃料を設定することにより賃料収入の確実性を重視した運用を実施していること。
対象とするエリアは、首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)の郊外を想定している。
表面利回りについては、11~13%程度となっていて、高利回りでの運用を実現できそうだ。
特定のテーマ型空き家再生事業を掲げている再生屋では、ガレージハウスなどテーマを絞った形で実施することで、他の投資用戸建てでは実現できないニッチなニーズに応え、特定のニーズを持つ入居者への訴求を可能としている。
車・バイク好きのためのガレージハウスに加え、今後は動物好きの人向けなど様々なテーマで展開をしていく予定だという。
(いたる)