慌ただしい毎日を生きている現代人には、溜まりがちなストレスと上手に付き合う工夫が必要だ。ちょっとしたストレス発散や癒しの手段として、絵本を読む人が増えているという。
生き物たちの繊細な描写と、縦に開く迫力画面が話題を呼び、1作目から子供たちの心を鷲掴みしてきた「100かいだてのいえ」は、シリーズ3部作で270万部を突破した人気絵本。その4作目となる最新刊「そらの100かいだてのいえ」が、8月に刊行する。
主人公のシジュウカラのツピくんは寒い雪の日、一粒のひまわりの種を見つける。その種から花を咲かせて種を増やすために植える場所を探しに空へと旅立つところから物語は始まる。
各階のユニークな住人たちと出会い、力を借りながら様々な経験を積みながらついに最後の100階に辿り着いた時に出会うのは・・・。
新しい切り口で生き物や植物、自然とのつながりを描いたこの絵本は、親子で楽しめる味わい深い作品でもある。
作者の岩井俊雄氏は絵本作家、メディアアーティストとして活躍。現代日本美術大賞始め数多くの賞を受賞している。「100かいだてのいえ」シリーズは台湾、中国、韓国でも人気の作品だ。
刊行にあたり、大阪・阪急うめだ本店では展覧会も開催予定。期間は7月26日(水)から8月7日(月)まで。入場料は一般700円、小学生以下300円、3歳未満無料。初日の7月26日にはスペシャルトークショーとサイン会も開催する(要予約)。
会場では「そらの100かいだてのいえ」の先行発売も。子どもだけでなく大人も楽しめる夏のイベントに足を運んでみてはいかが。