東京・西麻布|アイルランドと日本の巨匠が参加する「RINN/輪 Part II『Quadrumvirate 四重奏』」

日本芸術を世界に向けて発信する、東京・西麻布に位置する現代アートギャラリー「ア・ライトハウス・カナタ」。

4月17日(木)から30日(水)まで、同ギャラリーにて国際展「RINN/輪 Part II『Quadrumvirate 四重奏』」が開催される。アイルランドと日本のアーティストの作品が一堂に集う、春のアート鑑賞にぴったりな展覧会だ。

アイルランドと日本のアーティスト4名による展覧会

今回開催される「RINN/輪 Part II『Quadrumvirate 四重奏』」は、アイルランドと日本を代表する4人のアーティストが参加する展覧会。

今年新たに開館する「アイルランドハウス東京」の開館記念文化プログラムの一環として企画されたもので、アイルランドからは、大阪・関西万博のアイルランドパビリオンで大規模な屋外彫刻を披露する人気アーティスト、ジョセフ・ウォルシュ氏も登場する。

世界的評価を得るアーティスト、ジョセフ・ウォルシュ氏

ウォルシュ氏は木工に関する知識や技術を活かしつつ、独自のスタイルで作品を制作するアーティスト。

彼はさまざまな工芸技術を自らの作品の中に取り入れており、木材だけでなく大理石や青銅といった多様な素材を用いたユニークな作品で評価を獲得。

「ユニバーシティ・カレッジ・コーク」から名誉博士号を贈られたほか、メトロポリタン美術館やポンピドゥセンターをはじめとする著名な美術館やコレクションにも作品が収蔵されている。

この春は大阪・関西万博の他、「アイルランドハウス東京」で開催予定の展覧会にも作品を出品予定。国内3ヶ所で展開される彼の作品の違い、そして共通点に注目したい。

抽象彫刻の巨匠らもそれぞれの作品を披露

もちろん、ウォルシュ氏以外のアーティストも皆、実力派ばかりだ。

ウォルシュ氏と同じくアイルランドからは、世界的な抽象画家として名高いショーン・スカリー氏が参加。

スカリー氏は感情的な抽象表現によって名声を築いてきた人物で、その作品はニューヨーク近代美術館やアーティゾン美術館にも収蔵されている。幾何学的な縞模様やブロックによる構成、そして厚みのある筆致や温かな色彩など、スカリー氏が作り出す世界観はきっと誰しもを虜にするはずだ。

日本からは、大理石を用いた詩的な作品で知られる安田侃氏、そして磁器を素材にしたミニマルな造形で国際的に評価の高い深見陶治氏の2人が参加する。

4人の巨匠が織りなす“四重奏”を、会場まで足を運び実際に五感で感じてほしい。

RINN/輪 Part II「Quadrumvirate 四重奏」
会期:4月17日(木)~30日(水)
時間:11時〜18時 ※最終日のみ16時閉場
休廊日:日曜・月曜・祝祭日
会場:ア・ライトハウス・カナタ
所在地:東京都港区西麻布3-24-20 霞町テラス6F

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000159885.html

(IKKI)