6月、デンマーク・コペンハーゲンで開催される「3days of design」にて、日本のライフスタイルブランド「SOUI and KUFU」が初出展。同イベントでは家具・インテリア分野における“デザイナーズ経営ブランド”として、日本初の快挙だ。
世界の潮流と共鳴し、まだ見ぬ暮らしのかたちを提案する同ブランドの挑戦に注目したい。

Design : Shogo Sekine / Art Direction : Rin Ueno / Photography : Yuta Itagaki
北欧発デザインフェス「3days of design」
毎年6月にコペンハーゲンで行われる「3days of design」は、今年で12年目を迎えるデザインイベント。
デンマーク国内外の家具・インテリアブランドが集結し、街全体を会場に見立てたこのイベントでは、展示会場に加え、カフェやショップ、倉庫やギャラリーなど、さまざまな空間で最新のプロダクトや思想が発信される。

3days of design Exhibitor Page / Design : Shogo Sekine/ Art Direction : Rin Ueno / Photography : Yuta Itagaki
単なる美しさではなく、サステナビリティを兼ね備えたプロダクトが選定される同イベントにおいて、「SOUI and KUFU」はローンチから僅か半年というスピードで出展の切符を手にした。
SOUI and KUFUのプロダクト哲学
「SOUI and KUFU」は、2024年11月に誕生したばかりのライフスタイルブランド。
その魅力は、プロダクトの表層的な美しさにとどまらず、「分解・再構築可能なデザイン」「素材の循環性」「一貫した国内生産」など、思想と機能が調和した佇まいにある。

Design : Shogo Sekine / Art Direction : Rin Ueno / Photography : Yuta Itagaki
主力製品のひとつ「DISC TYPE – ONE」は、天板ディスクを交換することで、気分に合わせて表情を変えられるシステム家具。北海道産の白樺間伐材をベースに、海洋プラスチックを再生した天板を組み合わせるなど、サステナビリティを“当たり前のコト”として組み込んでいる。
カルチャーと遊び心が宿る、もうひとつの代表作
もう一つの代表作「DECK TYPE – TWO」は、スケートやサーフカルチャーから着想を得た、ベンチ型のスツール兼シェルフ。本体と脚部を自由に組み替えられる設計で、用途に応じて変化する“余白”を楽しめるのも特徴だ。

Design : Shogo Sekine / Art Direction : Rin Ueno / Photography : Yuta Itagaki
いずれの製品も、素材やカラーのバリエーション展開が予定されている。
デンマークから世界へ。未来の“暮らしの道具”を提案
今回の「3days of design」では、ONE・TWOの両モデルを分解して持ち運ぶための専用バッグ「OPTION BAG」も初披露される予定。再生ナイロン素材を用いたこのバッグは、“暮らしの可動性”をテーマにした新たなライフスタイル提案となるだろう。
世界中から4万人以上が来場するこの場で、「SOUI and KUFU」がどんな反応を受けるのか。そしてそのプロダクトが、どのように世界の暮らしへ広がっていくのか ── その一歩に注目が集まっている。
SOUI and KUFU 公式サイト:https://souiandkufu.co.jp
オンラインショップ:https://onlineshop.souiandkufu.com
公式Instagram:https://www.instagram.com/souiandkufu
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000152673.html
(山之内渉)