時を超えるクラフツマンシップの世界へ。
東京・銀座に位置する和光本店の地下にあるアーツアンドカルチャーにて、2月20日(木)~26日(水)、イタリアのテーラーブランド「カルーゾ(CARUSO)」と、360年以上の歴史を誇る名門ファブリックメーカー「ヴィターレ・バルベリス・カノニコ(VBC)」による特別なインスタレーションが開催される。
イタリアに縁のある2者がコラボレーション
インスタレーションの前に、まず今回和光本店がフィーチャーするカルーゾやVBCがどのような存在なのか紹介しよう。
カルーゾは、伝統的な職人技と最新技術を融合させたエレガントなスーツ作りに定評があるイタリアのブランド。
同ブランドのアイコンモデルである「アイーダ(AIDA)」は世界的にもファンが多く、フル毛芯仕立てによる伝統的なイタリアンテーラリングの技術をベースとしながらも、グローバルスタンダードにマッチしたシルエットとデザインを追求。長年にわたり愛され続けている。
また、新たに登場した「ゼロ(ZERO)」は、ウエストのシェイプをパターン上からなくしたストンと落ちる独特なシルエットで話題に。オーバーサイズのトレンドを反映した革新的なスタイルで、若い層からも支持を得ている。
一方、VBCは北イタリアで最高級ウール生地を生産する老舗メーカー。現在はビエラ地方に2つの自社工場を有しており、生産工程を全て自社で管理するなどして、100%のトレサビリティーを達成。地球環境への配慮と労働環境の保全に注力している。
2013年には200年以上の歴史を持つ同族企業のみが参加できる国際的なクラブ「Les Hénokiens」のメンバーになったことで話題に。伝統と革新が息づく同社の生地製造技術や理念は、業界でも高い評価を得続けている。
アーカイブ生地を用いた特別な「アイーダ」を披露
今回の展示では、VBCのアーカイブから復刻した10種類の生地を用いた、特別モデルの「アイーダ」が登場。限定オーダーを受け付けるとともに、両ブランドの世界観を体現した特別な空間が構築される。
インスタレーションのテーマは「時が紡ぐ生地」。日本や和光の年譜とリンクさせながら、過去から現代、そして未来へと受け継がれるファッションの変遷を表現する。
また、2月23日(日)には、クリエイティブディレクターの栗野宏文さん、そしてカルーゾとVBCのCEOによるトークショーを開催。その後は栗野さんとカルーゾのスタッフによるフィッティングやコーディネート相談会も実施される。
トークショーは完全予約制、相談会については予約者が優先となる。興味がある人は直接和光本店まで問い合わせよう。
時を超えて受け継がれるファッションの美学、そして職人のこだわりが詰まった空間を楽しんでほしい。
CARUSO×VITALE BARBERIS CANONICO Installation for WAKO
期間:2月20日(木)〜26日(水)
場所:和光本店 アーツアンドカルチャー
所在地:東京都中央区銀座4丁目5-11
アーツアンドカルチャー公式サイト:https://www.wako.co.jp/c/artsandculture
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000274.000025779.html
(IKKI)