循環型の次世代素材で作ったアノラックジャケットが見据える、持続可能な未来のファッション

ゴールドウイン社とスパイバー社による「Utopian Uniform(ユートピアン・ユニフォーム)」プロジェクトから、AIが生成した型紙をもとに、循環型の次世代素材で作ったアノラックジャケットがリリースされた。

同アイテムには、“どのような環境下であっても着る人々のパフォーマンスを向上させる”という思想が凝縮されている。

廃棄を極小化する「アルゴリズミック・クチュール」

ゴールドウイン社は、「惑星のためのファッション」をミッションに掲げるSynflux社とタッグを組んだ、生地の廃棄量を削減する共同プロジェクト「SYN-GRID(シン・グリッド)」を展開中。

同プロジェクトでは、「THE NORTH FACE」に多大な影響を与えた、建築家のバックミンスター・フラー氏が掲げた「DO MORE WITH LESS」という言葉に則り、資源量を最大限に抑えた衣服の製造を追求している。

そうした背景から生み出されるプロダクトには、ゴールドウイン社が重視する機能性や運動性を維持しながら、Synflux社による素材の廃棄を極小化するためのデザインシステム「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」が採用されている。

同システムでは、衣服の製造過程における大きな課題のひとつであるテキスタイル廃棄を減らすべく、アルゴリズムと3D技術を活用。衣服の3Dデータから低廃棄に最適化された2D型紙データの生成を可能とし、従来は約15~30%だったという布の廃棄率の大幅削減を可能にしたという。

微生物発酵による「Brewed Protein ファイバー」を採用

今回は「SYN-GRID」ならびにスパイバー社の技術を融合して実装した、アノラックジャケットの「ウズマキ/ブリュードプロテインアノラック」を発表。

同アイテムでは、AIによって生成された型紙をもとに、同社が開発した微生物発酵によるタンパク質繊維「Brewed Protein ファイバー」を採用し、過去に類を見ないサステナブルなジャケットに仕立てたという。

SYN-GRIDの公式オンラインストアでは、シェルアウターの「ウズマキ/シングリッドダウンアノラック」なども販売中。先端技術を最大限に活用したサステナブルなアイテムは、スタイリッシュなファッションを持続可能にするだろう。

ウズマキ/ブリュードプロテインアノラック
価格:121,000円(税込)
カラー:ブラック
素材:SPIBER Brewed Protein 3layer(Brewedprotein 60%、毛 25%、ナイロン 15%)

商品詳細ページ:https://www.goldwin.co.jp/ap/item/i/m/KSU14202
「SYN-GRID」公式オンラインストア:https://syngrid.goldwin.co.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000080230.html

(zlatan)