東京・銀座のアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」で2月20日(木)から、箔アーティスト兼伝統工芸士の裕人礫翔(ひろとらくしょう)氏の個展「月の記憶」を開催する。
同氏は京都西陣に古くから伝わる金銀箔技法を用いた作風で知られ、国内外からも高く評価されている。貴重なアートを直接目にできる機会を逃さないようにしたい。
![花月(Flower Moon)、直径902mm、本金箔・銀箔・木](https://ignite.jp/uploads/2025/02/main-20250206123016.jpg)
花月(Flower Moon)、直径902mm、本金箔・銀箔・木
月にまつわる作品を集めた個展「月の記憶」
今回開催される個展「月の記憶」では、礫翔氏が手がけた月モチーフの作品を展示。
まるで古くから夜空に浮かぶ月が舞い降りてきたかのような、リアルな輝きを放つ作品が鑑賞者を幻想的な世界へと誘う。
![月の約束II、1800mm×300mm、本金箔・プラチナ箔・和紙](https://ignite.jp/uploads/2025/02/sub1-20250206123035.png)
月の約束II、1800mm×300mm、本金箔・プラチナ箔・和紙
![玉蘭、直径900mm、本金箔・銀箔・FRP](https://ignite.jp/uploads/2025/02/sub4-20250206123110.jpg)
玉蘭、直径900mm、本金箔・銀箔・FRP
![黄昏の月、633mm×433mm、和紙・本金箔・銀箔](https://ignite.jp/uploads/2025/02/sub3-20250206123052.png)
黄昏の月、633mm×433mm、和紙・本金箔・銀箔
唯一無二の箔アートを手がける裕人礫翔氏
裕人礫翔氏という人物についても詳しく紹介しておこう。
礫翔氏は1962年に京都西陣で生まれ、伝統工芸士である父のもとで箔の技術を学び、40歳まで京都西陣織の箔伝統工芸士として活躍。建仁寺をはじめとする数々の神社仏閣の屏風や襖絵といった文化財の復元にも携わってきた。
その後、日本の伝統技術を世界に広めたいという想いから箔アーティストとしての活動を開始。ニューヨーク、パリ、ロンドン、クウェート、シンガポールなど世界各地で作品を発表し、国際的な評価を獲得している。
近年は企業やホテルのシンボルとして作品が採用されるなど、多方面で話題に。さらに、映画・テレビ・雑誌といったメディアでも作品が取り上げられ、その存在感を強めている。
この機会に伝統が息づく裕人礫翔氏の作品を直接体感し、その輝きと奥深さに触れてみてはいかがだろうか。
月の記憶
会期:2月20日(木)~26日(水)※2月25日(火)は休廊
開廊時間:10時30分~20時30分(最終日18時閉廊)
会場:Artglorieux GALLERY OF TOKYO
所在地:東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 5階
入場料:無料
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002901.000025003.html
(IKKI)
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