スウェーデンの首都・ストックホルムから北に約500kmの場所に位置する「ハイコースト蒸溜所」から、限定品3アイテムが新登場。
同蒸溜所はジャパニーズウイスキーの製造プロセスを学んでおり、世界的に注目を浴びている新進気鋭の蒸溜所だ。
今回登場した3種の限定品は、いずれも入荷総数が限られているので、興味があれば早めに手に入れておきたい。
ジャパニーズウイスキーを手本とした蒸溜所
「ハイコースト蒸溜所」はスウェーデンの首都・ストックホルムから北に約500km、世界遺産「ハイコースト(ヘーガ・クステン)」のすぐ近くにあり、水量豊富なオンゲルマン川が流れている。
同蒸溜所は北緯63度に位置していて、一年の寒暖差は70度にも及び、熟成がダイナミックに進む気候も大きな特徴だ。
2010年の設立時には、かつて「ラフロイグ」、「スプリングバンク」などのマネージャーを歴任したジョン・マクドゥーガル氏がコンサルタントとして協力。ジャパニーズウイスキーを見本にしたクリアな麦汁、発酵時間は長めの平均82.5時間で華やかな香りを引き出し、カットポイントは狭くエレガントなニューポットに仕上げている。
「ハイコースト蒸溜所」の味わいを楽しむ3種の限定品
今回発売となった、「ハイコースト蒸溜所」の限定品3種を見てみよう。
バーボン樽とコニャック樽の調和を感じる1本
「ハイコースト ダブルズ コニャックカスクス」は、バーボン樽で熟成したノンピート原酒を、20年間コニャックの熟成に使っていたリムーザンフレンチオーク樽でフィニッシュしたもの。
同蒸溜所では、この樽を小さなサイズに仕立て直し、より強くその影響が出るように工夫した。
熟成年数は9年。バーボン樽由来の自然な甘みと、コニャック樽由来の優しいスパイスの調和が楽しめる。
「海」をイメージしたスモークフレーバーが特徴
「ハーバーズコレクション」は、「海」をイメージした「ハヴ」をベースにさまざまな樽でフレーバーに深みを与えたシリーズで、それぞれに蒸溜所にまつわる港の名前が付けられている。穏やかなスモークフレーバーとバランスの取れたスパイシーさが特徴だ。
今回発売となった限定品の「ハーバーズコレクション03 ルンデ」は、ハイコースト周辺に見られる切り立った崖を持つルンデ港がイメージ。
同商品に使われているピーテッド原酒は僅か3%で、フェノール値は0.2ppmだが、バーボン樽熟成原酒をアイラウイスキー樽でフィニッシュしているので、海を思わせるスモークフレーバーがはっきりと感じられる。
ソレラシステムで熟成したウイスキー
同蒸溜所では、シェリーボデガなどで用いられているソレラシステムを組み上げて熟成に使用している。それは6段構造になっていて、最下部の1段目には225Lのスウェディッシュオーク樽13個を配置し、ウイスキーのボトリングはこの樽から行う。
限定品の「ハイコースト ソレラ バッチ4」はその1本で、ノンピートとなる。
ジャパニーズウイスキーから学んだという、「ハイコースト蒸溜所」のウイスキーを試してみては。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000145363.html
(田原昌)
※表示価格は全て税別
※いずれも容量は500ml