来年の干支「辰」の絵を飾って縁起を担ぐ。龍をテーマにした作品を展覧する「西武池袋本店」の龍展

「西武池袋本店」では、来年の干支である「辰」に着目し、龍をテーマにした作品の展覧会を開催する。

11月15日(水)からは「平良志季 龍づくし」、11月22日(水)から「龍展-竜飛鳳舞-」、そして11月29日(水)から「阿部穣 カレンダー原画展」となっている。縁起物である龍の絵を観覧してみよう。

さまざまな龍が登場する「平良志季 龍づくし」

平良志季氏は、2015年に東京藝術大学大学院修士課程描画装飾研究室を修了。

今回のテーマは、来年の干支が「辰」ということもあり、すべての作品が龍を扱ったものだ。30点以上が新作で、さまざまな龍のバリエーションを展覧する。

会期は11月15日(水)~21日(火)、会場は6階のアートスペースとなる。

「富士に龍」サイズ:WF3号/価格:253,000円

「富士に龍」サイズ:WF3号/価格:253,000円

「瀬織津姫に龍」の瀬織津姫(せおりつひめ)は、大祓詞(おおはらえのことば)に登場する祓神、水の女神だ。天照大神の荒御魂とされ、伊勢神宮にも祀られている。

大祓詞は、人の罪や土地の穢れなどを祓う際の祝詞で、最初に登場するのが瀬織津姫であり、すべての罪や穢れを洗い流すことができる重要な神である。しかし、日本神話に登場しないことから隠された神とされ、ロマンを感じる。

サイズ:10号/価格:330,000円

サイズ:10号/価格:330,000円

壮大で圧巻な新作展「龍展-竜飛鳳舞-」

令和6年は、令和になって初の辰年となる。龍図は、日本画のモチーフとして古くから親しまれており、民間信仰の対象として広まっている。

千住博「光龍」サイズ:10号F/価格:22,000,000円

千住博「光龍」サイズ:10号F/価格:22,000,000円

今回は「龍展-竜飛鳳舞-」と題して、山を龍が飛び鳳凰が舞うかのように壮大で圧巻な新作展を開催する。

会期は11月22日(水)~28日(火)、会場は6階の美術画廊となる。

福井江太郎「晃 コウ」サイズ:10号F/価格:2,200,000円

福井江太郎「晃 コウ」サイズ:10号F/価格:2,200,000円

瀧下和之「富嶽昇龍図」サイズ:10号P/価格:1,100,000円

瀧下和之「富嶽昇龍図」サイズ:10号P/価格:1,100,000円

川又 聡「月龍」サイズ:10号P/価格:880,000円

川又 聡「月龍」サイズ:10号P/価格:880,000円

立体的で重厚な「阿部穣 カレンダー原画展」

阿部穣氏は、2001年に東京藝術大学大学院修士課程デザイン専攻を修了。下地に壁材や石、砂などを用いて立体的で重厚な絵肌を作りあげ、森羅万象の生命の尊さをモダンな色彩感覚で描き、日本画・洋画・壁画の融合を感じさせる作風で高い評価を受ける俊英作家だ。

同展では、カレンダー原画を含む新作の数々を一堂に集め展観する。

会期は11月29日(水)~12月5日(火)、会場は6階のアートスペースとなる。

「龍金魚」という作品は、金魚に龍のイメージを重ねることで、龍のような金魚を作ったという。全くの空想なので実在はしない。

サイズ:4号S/価格:550,000円

サイズ:4号S/価格:550,000円

「龍」は、日本古来の龍のイメージで、小さい作品ながらも迫力が出るような構図になっている。

サイズ:4号F/価格:440,000円

サイズ:4号F/価格:440,000円

飛躍を感じさせる龍を、自宅に飾ってみては。

西武池袋本店
所在地:東京都豊島区南池袋1-28-1
営業時間:10:00~21:00、日・祝休日10:00~20:00(不定休)
公式サイト:https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001637.000031382.html

(田原昌)

※最終日は、午後4時にて閉場