そろそろクリスマスギフトに頭を悩ませる時期がきた。今回はそんな悩みの種を取り除きたい人へ、ギフトにも最適な5つのお酒を紹介したい。
洒落たお酒のギフトを渡せば、気の置けない仲間たちや大切な人との会話も、きっと弾むことだろう。
リッチな味わいが印象的なサンクトガーレンの麦のワイン
ボジョレー・ヌーボー解禁日と同じ11月17日(木)、サンクトガーレンが大麦麦芽を主原料とした“バーレイワイン(Barley Wine)”「el Diablo 2022/エル ディアブロ2022(悪魔)」と、小麦麦芽を主原料にした“ウィートワイン(Wheat Wine)”「Un angel 2022/ウン アンヘル2022(天使)」を発売した(2種2本で税込3179円)。
麦のワインは麦酒(ビール)でありながら、ワインに匹敵するほどのアルコール度数を誇る。そしてワインのように長期間熟成させて造るのが特徴だ。
バーレイワインは麦のワインというだけあり、麦の香りが華やかで、芳醇な苦味がある。麦の旨味がぎゅっと詰まった大変濃厚な味わいだ。一方、小麦麦芽を主原料とするウィートワインは、蜜のようなトロリとした口当たりを楽しめる。
賞味期限は5年間。麦のワインはより長く熟成させたほうが喜ばれる。熟成させるとドライフルーツやカラメルのような甘みが増し、より複雑で奥行きのある味わいへと変化する。
濃厚なクラフトビールが好きな人にきっと喜ばれるギフトとなるだろう。
el Diablo 2022/エル ディアブロ2022(悪魔)
Un angel 2022/ウン アンヘル2022(天使)
商品ページ:https://www.sanktgallenbrewery.com/barleywine/
日本酒蔵のワインブランド「ホッカ」のワイン4種
次に紹介するのは、山形県鶴岡市の日本酒蔵・奥羽自慢が立ち上げたワインブランド「HOCCA(ホッカ)」のワイン4種。
名前はほっかむりに由来。赤ずきんが運ぶワインのような、飲んだ人が幸せになる、そんな果実酒の製造を目指して2021年に立ち上がったブランドだ。
「HOCCA Pinot Gris(ホッカ ピノグリ)」(税込4,400円)は、山形県内で丁寧に育てられたブドウを原料に造られた、豊かな果実味と酸味の両方を楽しめる王道の白ワイン。ピノグリ由来のゴールドがかったイエローは、見た目にも華やか。
辛口の白ワイン「HOCCA Chardonnay(ホッカ シャルドネ)2021」(税込4,400円)は、重厚さと爽やかさ双方を感じさせる香りで、絶妙な苦みと酸味のバランスが良い。
この秋デビューしたのが赤ワインの「HOCCA TABLE Rouge(ホッカ テーブル ルージュ)」と、白ワインの「HOCCA Table Blanc(ホッカ テーブル ブラン)」(2本セット税込4,840円)。
綺麗なルビー色の外観に、ベリー系の果実の香り。やや辛口でタンニンは少なめのすっきりとした味わいなのが「HOCCA TABLE Rouge」。「HOCCA Table Blanc」は、少し緑がかったレモン色の外観に、リンゴを思わせるフルーティな香り。はちみつの香りをほのかに感じる、軽やかなワインに仕上がっている。
素朴な味わいの「HOCCA」は食中酒にぴったり。ホームパーティが増える年末年始の贈り物によいだろう。
HOCCA Pinot Gris(ホッカ ピノグリ)
HOCCA Chardonnay(ホッカ シャルドネ)2021
HOCCA TABLE Rouge(ホッカ テーブル ルージュ)
HOCCA Table Blanc(ホッカ テーブル ブラン)
商品ページ:https://hocca.stores.jp/
国内外で注目を浴びる山梨のヌーボー5種
山梨県甲州市勝沼にあるワイナリー「Chateau Jun(シャトージュン)」では、甲州、マスカット・ベーリーA、デラウエア、ロゼ、アジロンダックの、全5種類の新酒を発売した。
山梨ヌーボーは毎年11月3日に解禁される。日本国内で、新酒に解禁日を設けているのは山梨県のみだ。
「甲州・甘口」は日本食にも合う甘口の白ワインだ。甘みと酸味のバランスがよく、果実味にあふれた爽やかな味わいがある。
「マスカットベーリーA・辛口」はライトタイプの赤ワインで、爽やかな酸味が特徴だ。冷やして飲んでもおいしく飲める。
白ワイン「デラウエア・甘口」は、揚げ物やお好み焼きなどと相性がいい。ぶどうの自然な甘みがあり飲みやすい。
ロゼワイン「巨峰&ピオーネロゼ・甘口」はよく冷やしてから、スパイス料理やデザートなどと合わせるのがおすすめ。ピンクのカラーは、女性へのギフトにも最適だ。
赤ワイン「アジロンダック・甘口」は、綿菓子を思わせる甘い香りが人気だ。和スイーツをお供にして飲むのも、きっと楽しいだろう。
一緒に飲む人の好みに合わせて、ベストなボトルを選んでほしい。
甲州・甘口
マスカットベーリーA・辛口
デラウエア・甘口
巨峰&ピオーネロゼ・甘口
アジロンダック・甘口
シャトージュン 公式Webサイト:https://www.chateaujun.com/
京都産のジン「季の美」とトールグラスのセット
「季の美 京都ドライジン」は、玉露や柚子、山椒など11種の新鮮なボタニカル(植物成分)とマイルドなライススピリッツ、そして伏見の伏流水を原料に使用したジン。
世界的な酒類コンペティションなど国際的な賞を数々受賞した名酒だ。
「季の美 京都ドライジン トールグラス付き」は、「季の美 京都ドライジン」(700ml)1本と、「季の美」のロゴが入ったオリジナルトールグラス1脚の構成。外箱を彩る、創業約400年京都の唐紙屋「雲母唐長(KIRA KARACHO)」監修の模様が雅だ。
ソーダで割ってジンソーダにすれば、炭酸が柚子と山椒の風味を引き立て、和風ボタニカルなカクテルとなる。繊細な口当たりが愉しめるオリジナルトールグラスで作れば、よりおいしく感じられるだろう。
ジンカクテルが好きな人や軽快な飲み口のお酒が好きな人には、「季の美 京都ドライジン」を贈ってみては。
季の美 京都ドライジン トールグラス付き
Amazon販売ページサイト:https://amzn.to/3fSG7LS
日本国内初の“薬草”リキュール「フェルネット ハンター」
「Fernet Hunter(フェルネット ハンター)」(各税込7,700円)はオーストリア産のボタニカルリキュール。日本国内で初めて販売される商品で、神戸の高品質コーヒー豆専門店「BEYOND COFFEE ROASTERS(ビヨンド コーヒー ロースターズ)」が輸入販売を開始した。
“Fernet”はイタリア語で薬草を意味し、狩猟シーズンに材料を採取することが、名付けの由来となっている。
「Fernet Hunter」は2016年に誕生。特徴は森林で採取できる原材料を使用していることで、水・アルコール・砂糖・材料となる植物のみ。もちろん無添加・無着色だ。華やかかつユニークな香りが魅力的である。
オリジナルの「Fernet Hunter」のほか、シュガーレス版の「Fernet Hunter Granit(グラニット)」もある。こちらはドライでスパイシーな仕上がりとなっている。
食前、食後酒としても楽しめるボタニカルリキュール。 パーティに持ち込めば、きっと盛り上がるに違いない。
Fernet Hunter / Fernet Hunter Granit
SAKE DISTRIBUTION online shop:https://bcr-sakedistribution.stores.jp/
お酒は最強のコミュニケーションツール。贈りたい相手に合わせて最適なお酒を選んでほしい。
(安島愛)