ベントレーがクラス最高水準の「ベンテイガエクステンデッドホイールベース」の量産開始&型式認証を取得!

ベントレーモーターズは10月24日(月)、イギリス・クルーにあるサステナブルな工場において、新型「ベンテイガエクステンデッドホイールベース(EWB)」の生産を開始したことを発表。

同時に、ベンテイガの定評あるエフォートレスなラグジュアリーを妥協なく実現するため、型式認証を取得し性能数値を確認した。

最高の居住性とスーパーカーそのもののパフォーマンス

今年5月、ベントレーのラインアップに「ウェルネス」をキーワードに掲げた「ベンテイガエクステンデッドホイールベース(EWB)」が仲間入りした。

「ベンテイガEWB」は、ベンテイガの頂点に立つフラッグシップモデル。ミュルザンヌの精神的な後継車として最高の居住性を実現するため、同社が数億ポンドの投資を行い開発。現在、シリーズは、計5車種になった。

また、型式認証を取得したことにより、同社はデータを発表。ベントレーの4.0リッター32バルブデュアルツインスクロールターボV8ガソリンエンジンを搭載したベンテイガEWB V8は、最高出力550PS・最大トルク770Nm・最高速290km/h・0-100km/h加速4.6秒のパフォーマンスを有する。

広大で豪華なリアキャビンと強調された車載ウェルネス

「ベンテイガEWB」は、従来のベンテイガのホイールベースを180mm延長し、アンダーフロア、サイドパネル、ルーフを変更することで高い居住性を実現。延長された長さは全てリアドアに反映され、他のどの高級車メーカーよりも広く、極めて広大で豪華なリアキャビンを実現した。

また、システムがバックレストとクッションを通じて、乗員の体温と表面湿度を検知し、ベンチレーションを行う世界初のシートオートクライメイト機能を採用。さらに、先進の姿勢調整機能付きリアシートも導入し、ウェルネスをさらに強調する。

シートレイアウトは、4シーター・5シーターに加え、ミドルシートを使用する4+1の3種類のシート構成を用意。贅沢な16ウェイ調整機能・ヒーター、ベンチレーション、5つのマッサージプログラムにより、ドライブや旅先での疲労を最小限に抑える。

キャビン全体では、新しいクラフトマンシップの要素がクラス最高級のインテリアを強化。照明では、ベントレーダイナミックイルミネーションを初めて採用。シート・ステッチ・パネル類など、乗員が選択できる組み合わせは、実に240億通りにのぼる。

同社製造担当役員を務めるピーター・ボッシュ氏は、「新型ベンテイガエクステンデッドホイールベースは、この分野を変革し、記録的なセールスをもたらしたベンテイガストーリーの次章となるものだ。当社では、クラストップのSUVの能力の幅をさらに広げるために伝説のミュルザンヌに匹敵するリアキャビン体験につなげた。」

さらに、「イギリスクルーの本社工場は、最高レベルのイノベーション、クラフトマンシップ、サステナビリティを融合した施設。生産される各車両には、最先端のテクノロジーを搭載する。そして、ベントレーの真の流儀に則り、最高級の素材のみを使用して手作業で作られる、まさに芸術品だ。この分野を定義する新しい最高級モデルを届けられることを誇りに思う。」と語る。

「ベンテイガEWB」は、ベンテイガの総注文数の約40%を占め、ベントレーのベストセラーとなっているという。ショーファー*として絶対条件である後席の居住性とその動力性能はまさしく世界最高峰のクルマといえるだろう。

ベントレーモーターズ
公式サイト:https://bentleymedia.jp/

(高野晃彰)

*ショーファー:運転は専従の運転手に任せ、後席でリラックスするタイプの自動車