音をからだで感じる“超波動”スピーカー「BOWDOCK(バウドック)」を応援購入サービス“Makuake”で先行販売中

世界中の楽曲が即時配信され、誰もが気軽に音楽を楽しめる時代。スマートフォンの普及で音楽鑑賞はよりパーソナルな活動へとなりつつあるが、原点に返るかのように「音をからだで感じる」音空間にチャレンジする企業がある。

その企業であるクラフトワーク社が、発明特許出願技術の物理的音質チューニング機能を備えた“超波動”スピーカー「BOWDOCK(バウドック)」を発表。

10月14日(金)~11月10日(木)までの期間、応援購入サービスMakuake(マクアケ)にて先行販売中。11月中旬からは渋谷ロフトでも販売予定だ。

従来型スピーカーの欠点を克服するBOWDOCK

BOWDOCKは上部と下部のキャビネットを合体させることでスピーカーシステムとして機能する、ユニークな形状だ。

開発のきっかけには、従来型スピーカーのもつ欠点があった。電気信号をアンプで変えるという従来のやり方は、音痩せしたり、こもってしまったりと、元音源とかけ離れた音質になりやすい。

アンプによる電気的な音質変更をせずに、スピーカーシステムだけで音を変えてしまえば良いという発想から、ひとつのピクトグラフが生まれた。それが上部キャビネットと下部キャビネットに分かれた独特の構造だ。

発明特許出願技術の物理的音質チューニング

BOWDOCKはバスレフポートの開閉によって物理的に音質をチューニングする。

たとえば円筒型の上部キャビネットのバスレフポートを、真下のポジションにすると全開口となる。アンプのボリュームを上げれば上げるほど波動がブーストして、BOWDOCKならではの輪廓のある重低音が生み出されるという。

上部キャビネットのバスレフポートを半開口のポジションにすると、低音が抑えられて音質がガラリと変わる。上部キャビネットを回転させてセットするだけで、バスレフポートの開口具合を無段階調整可能だ。

上部キャビネットのバスレフポートを閉口のポジションにすると波動の出入りが止まり、ダブルバスレフ型から密閉型スピーカーにチェンジする。

家庭での使用シーン

家庭での例として、同社は寝室での使用を挙げる。寝室に心地良い音空間を作って、リラックスタイムにひたりながら眠りにつく。イヤホンから脱却する新提案だ。

小型ながら輪廓を感じる重低音が魅力だ。

なお、その構造上、Bluetoothスピーカーシステムのように単体で動作するものではない。従来のステレオシステムと同じ方式で、アンプとスピーカーケーブルや音源を取り込む機材が別途必要となる点は注意が必要だ。

しかしそのアナログ感は、かえってオーナーに愛着を感じさせるものになるだろう。

BOWDOCK/バウドック
公式サイト:https://www.bowdock.jp
Makuakeプロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/bowdock

(SAYA)