仙台市中心部、昭和の面影を残すレトロな雰囲気の「文化横丁」に暖簾を構えるのが「甘味処すずや」だ。2019年にテイクアウト専門店としてオープンし、この夏、新たにECサイトをオープン。
仙台らしい「ずんだ」を使った和菓子など、新しくて楽しい和菓子をギフトにしてみては。
仙台で人気の甘味処
すずやの歴史が始まったのは、今から3年前。オーナーの鈴木義和氏は、自分が大の甘党であることから、当時経営していた店舗の看板スイーツ「ずんだカタラーナ」を使用した、もなかのテイクアウト専門店を考案。餡をもなかの皮で包まず、“見せるもなか”で勝負した。
店は連日大行列の超人気店となり、やがて移転、イートインができる甘味処としてリニューアルオープンした。そして今回、ECサイトに挑戦する。
“映えるもなか”は、次なるステージへ
自分で作る「もなかキット」
「もなかキット」を購入すると、もなかを自分自身の手で完成させるキットが届く。家族や友人とわいわい楽しみながらつくるもよし。豪華に盛り付けたり、オリジナルでちょい足ししたりと、さまざまな作り方が楽しめる。
もなかキットは「ずんだカタラーナ」「あんバター」など、5種類をラインナップ。
770円から
口どけの良いチーズケーキ
チーズケーキは、「ずんだチーズケーキ」と「あんこバスクチーズケーキ」の2種類。
「ずんだチーズケーキ」は、薫り高いずんだを最大限に引き出すよう、サワークリームやレモンで酸味を調整し、しっとり焼き上げた。
「あんこバスクチーズケーキ」は、あずきが主役。酸味を抑え、高温でいっきに焼き上げている。中にはもっちりとしたぎゅうひ入り。表面のほろ苦さとやわらかい口あたりのコンビネーションが楽しめる。
どちらのチーズケーキにも、北海道産生乳を100%使用したクリームチーズを使用。控えめな口どけの良いクリーミーな味わいが特徴だ。
2,750円から
和菓子になったカタラーナ
同店自慢の「カタラーナ」は、ずんだとあずきの2種類。
正式には「クレマカタラーナ」といい、聖ヨセフの日に食べることから“聖ヨセフのクリーム”と呼ばれる、スペイン生まれのお菓子。本来であれば生クリームは使用せず牛乳であっさりと仕上げるが、同店では乳脂肪分48％の生クリームを使用し、なめらかな口当たりにこだわった。
3個セット2,035円
和のマカロン5種セット
口に入れた瞬間に、ほどけていく食感が楽しめる5種類の和のマカロン。
京都宇治抹茶を生地にも練り込んだ「抹茶」、素材の持つ香り、強さ、甘さが楽しめる「ずんだ」。伊達政宗の時代から続く伝統の味噌を、爽やかな柚子の風味が引き立てる「仙台味噌」、小豆の香りをより感じるためにクリームを別にサンドした「あんバター」。「黒胡麻」は胡麻ならではの濃厚な味わいだ。
5種セット1,815円
素材のこだわりが、すずやのこだわり
仙台名物として知られる「ずんだ」に使用しているのは、宮城県の南部に位置している角田市産の秘伝豆。生産量が少なく、“幻の枝豆”といわれているものだ。この秘伝豆を丁寧にすりつぶして、塩と砂糖だけで豆のおいしさを極限まで引き出している。
また、「あんこ」は、北海道十勝産の粒の大きさが均一なあずきを、火入れの際に全体にむらが出ないよう、丁寧に炊いている。季節によっても炊き方や砂糖の量を調整し、その時その時で一番のあんこを使用。
届くのが待ち遠しくなる、新しくて楽しい和菓子。自宅用はもちろん、大切なあの人へのギフトにも最適だ。
すずや 公式サイト：https://suzuya-sendai.com
（田原昌）
※表示価格は税込、送料別