上越の地に美術館のような蒸留所「越後薬草蒸留所」誕生。香りや音、ペアリングも体感できる場に

10月4日(火)、越後薬草は“「THE HARBARIST YASO(ザ ハーバリスト ヤソ、旧YASO)」の世界観をアートとして五感で味わう”をコンセプトに、“美術館のような蒸留所”「越後薬草蒸留所」を上越市本社の敷地内にオープンした。

同時にブランド名も「THE HARBARIST YASO」に変更。新潟・上越に誕生した美しいジン蒸留所を紹介する。

香りや音も体感できる蒸留所

同蒸留所は蒸留風景や現代アート、そして上越市の風景が楽しめる空間一体型の蒸留所で、飲食ができるバーサロンも併設。蒸留所内では、実際に「THE HARBALIST YASO」で使用している蒸留器を見ながら、造る過程の香りや音、そして味を体感できる。

ジンをアートとして

同社では「THE HARBALIST YASO」をジンなどの単なるお酒としてだけでなく、一つのアートとして表現したいという想いをきっかけに、アート作品が生み出される場所として、それにふさわしい蒸留所を設計したという。

また、「健康」を一貫したテーマとしているため、地球の「健康」にもいい、自然環境に配慮したサイクルを構築できる蒸留所の建設に取り組んだという。

誰もが楽しめる施設

同蒸留所の1階は、実際に蒸留している様子を五感で楽しめる、誰でも見学可能なファクトリーフロア。2階は植物、発酵をテーマにしたアート作品を展示する、オープンスペースの開放型アートギャラリーフロアとなっている。

そして3階は、上越の風景を360度パノラマで楽しみながら、地元食材を活かした料理とジンのペアリングが楽しめるバーサロンだ。

オープンファクトリーに参加しよう

同蒸留所では、事前予約をするとバーサロンでのペアリングまでがセットになった、オープンファクトリー(工場見学)に参加できる。

期間は10月~4月、人数は1日10名限定で、時間は18:30から。見学は2時間~2時間半を予定している。

見学日は木曜日から月曜日で、料金は11,550円(税・サ料込)だが、金額は月ごとに異なるので公式サイトを確認しよう。

新ブランド名に対する思い

新潟県上越の地で、健康をテーマに野草酵素の研究を40年以上重ねてきた越後薬草。今回、ブランド名を「THE HARBALIST YASO」へと変更したのは、その野草のプロフェッショナルとしての想いを世界に届けていくためだという。今後は「越後薬草蒸留所」から世界に向けて、ジャパニーズジンを発信していくとのこと。

エンターテインメント要素もある同蒸留所で、ジャパニーズジンを楽しんでみては。

越後薬草蒸留所
所在地:新潟県上越市小猿屋73番地 越後薬草蒸留所
公式サイト:https://yaso80gin.jp/
オープンファクトリー詳細:https://yaso80gin.jp/open_factory/

(田原昌)