今、感じたままの世界をキャンバスに表現|気鋭のアーティスト・SHUN SUDOの個展が渋谷で開催

平和への祈りをキャンパスで訴える。

7月9日(土)〜7月24日(日)の期間、多方面で活躍するアーティスト・SHUN SUDO氏の個展『Blowin’ in the Wind』が、東京・渋谷にある「elephant studio」にて開催される。

感じたままの“世界”を表現した作品が集結

国内では5回目となるSHUN SUDO氏の個展では、現代を生きるアーティストとして、今の世の中で感じるままの”世界”をキャンバスに表現。

新作の原画9点のほか、石版画作品3点、石版画+ペインティング作品6点、その他シルクスクリーン作品を展示・販売する。

版画摺り師・尾崎正志氏と石版画作品を制作

同展では、SHUN SUDO氏初となる石版画作品を発表。

「リトグラフ」といえば金属板での制作が主流だが、版画摺り師・尾崎正志氏の職人技に感銘を受けたSHUN氏は、ピカソの代表的な作品でも用いられたリトグラフの原点ともいえる石版石での制作にチャレンジした。

尾崎氏の「画家の筆」となり「画家の色」に染まることを常に目指す姿勢と、その繊細な表現力により、SHUN氏らしい作品が完成している。

世界的に活躍する気鋭のアーティスト「SHUN SUDO」

同氏は1977年に東京で生まれ、世界を旅しながら得た感性をもとに独学でアートを学んだ。

水墨画的な動静を併せ持った繊細なタッチ、グラフィティを彷彿とさせるストリートテイストのPOPな色彩。映画、音楽、スポーツ、自然、アニメーションからインスピレーションを得て生まれた幻想的な「生物」と「花」。ひとつのジャンルに収まりきれない、彼の世界観が紡ぐアート作品が近年世界から注目を集めている。

2015年、初のソロ・エキシビジョン『PAINT OVER』をニューヨークで開催。以降、国内外で個展を開催しながらスケールの大きなアートウォールを手がけ、ファッション関係者の間でも話題に。

NIKE,Apple,PORSCHEなど、グローバル企業とのコラボレーションも多数手掛け、その創作活動は既に日本を飛び出し世界のアートシーンに刺激を与えている。

世界的な活躍を見せる同氏は、今回の個展について次のようにコメントする。

「日々世界から飛び込んでくるニュースに少しずつ心が削られていた。

僕はその削られた部分を埋めるように絵を描いた。絵のなかで武器を葬り、銃弾を花に変え、絵を描きながら命について考え、平和を祈った。

僕にはそんなことしかできない。でも僕の絵を見ただれかがだれもが笑顔で語りあい、笑いあえる世界を守りたいと思ってくれたら、それだけで僕はじゅうぶんだ」

SHUN SUDO氏の平和へのメッセージを、その作品から直接、感じたい。

SHUN SUDO solo exhibition 『Blowin’ in the Wind』
会場:elephant studio 1-2F
所在地:東京都渋谷区渋谷2-7-4
会期:7月9日(土)~24日(日)12時〜19時 ※水曜休館
入場料:無料

(IKKI)