モネなど印象派の世界を音と映像で体験!「イマーシブミュージアム」を東京日本橋で開催

見る絵画から、体感する絵画へ。

最新テクノロジーでモネらをはじめとする「印象派」の芸術作品の世界を蘇らせる日本初の没入体験型ミュージアム「Immersive Museum(イマーシブミュージアム)」が、7月8日(金)より東京日本橋の日本橋三井ホールにて開催される。


写真:(c)Bridgeman Images amanaimages

音響と映像で名画を“鑑賞”できるミュージアム

「Immersive Museum」は、近年演劇やアート、エンターテインメントのジャンルで世界的なトレンドとなっている“Immersive=没入感”をキーワードとする、新たなアート体験プログラムだ。

特別な音響効果と壁面・床面全てに投影される没入映像を組み合わせて、広大な屋内空間に名画の世界を再現。参加者は空間内を自由に歩き回ることができ、音と映像によりあたかも全身で名画の世界に入り込んだようなアート体験を楽しめる。

モネやドガ、ルノワールなど、印象派画家の名画を空間に投影

日本開催第1弾となる今回のテーマは「印象派(IMPRESSIONISM)」。早稲田大学文学学術院・坂上桂子教授監修の元、世界的に人気の高いクロード・モネの「睡蓮」やドガの「踊り子」、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」といった印象派の名画の数々を映像化した。

(c) RMN-Grand Palais (musée de lOrangerie) Michel Urtado AMFamanaimages

(c) RMN-Grand Palais (Musée dOrsay)Hervé LewandowskiAMFamanaimages

(c) Bridgeman Images amanaimages

また、元の絵画作品を単純に映像化するだけはなく、それぞれのシーンごとにテーマを設け、作品世界により深く入り込むための独自要素を加えている点もポイント。

19世紀当時にモネが見たであろうフランスのル・アーヴル港を、最新のCG技術を用いて実際の絵画作品と融合させる「印象、日の出」。印象派の特徴でもある鮮やかな絵の具を分割し、スケールを変えてみせることで制作過程の絵の中に入り込んだような体験ができる「印象派の技法」。同じ風景の異なる瞬間を切り取った作品群を連続的につなげ、時間の移ろい自体を体験できる「モネの連作」。

こうした様々な手法を通じて、鑑賞者が画家自身になったかのような“視点の転換体験”を生み出す。視覚にとどまらない、新たなアートの“鑑賞”を楽しみたい。

日本橋三井ホール
所在地:東京都中央区室町2-2-1 コレド室町15F

Immersive Museum(イマーシブミュージアム)
期間:7月8日(金)~10月29日(土)
会場:日本橋三井ホール
チケット:各チケットプレイガイドで6月初旬販売予定 ※イープラス他調整中
入場券:大人2,500円(税込)他
公式サイト:https://immersive-museum.jp/

(IKKI)

※画像はイメージ