まるでサンドウィッチのような、見た目も楽しい縞模様のかまぼこが新発売。
北九州の台所である“旦過市場”で大正九年からかまぼこ店を営む小倉かまぼこと、同じ小倉の地でおよそ400年の歴史がある「小倉織」のオリジナルテキスタイルを販売する、小倉縞縞。染織家 築城則子監修により、まるでサンドウィッチのような縞模様のかまぼこ「SHIMABOKO(しまぼこ)」を共同企画。3月26日(土)に販売をスタート。
異色のコラボ!小倉織のたて縞をかまぼこで表現した新商品
未来につなぎたいという思いから企画がスタート
年々減少している日本のかまぼこ生産量。一度途絶えた歴史を持つ小倉織。同じ小倉の地で、共に未来につなぎ、若い世代へ発信していきたいという想いから始まった企画だ。
「SHIMABOKO」は、その名のとおり縞模様のかまぼこ。小倉織の縞を「黄:柚子」「緑:あおさ」「薄紅:辛子明太子」で表現。どの味とどの色が最適か、様々な素材で試行錯誤を繰り返し、この3つの味と色に決まった。
かまぼこは近年、栄養価に優れたヘルシー食品として再認識されており、幅広い世代におすすめの逸品だ。
3種類の味の特徴
柚子のさわやかな香りの黄、国産あおさの風味豊かな緑、辛子明太子のピリッ、プリッが刺激的な薄紅。白には、最高級のイトヨリダイを使用しており、やさしい縞模様が誕生した。
見た目はまるでサンドウィッチ。そのまま皿に盛っても可愛らしく、気軽につまんだり、食材とも合わせやすいので、オードブルやサラダとしてもアレンジが効く。
小倉織とは
「小倉織」は、江戸時代初期から豊前小倉藩(福岡県北九州市)で袴や帯などとして織られてきた。多用した経糸が色のリズムを生む、立体感あふれるたて縞が特徴。徳川家康も愛用したと言われ、丈夫でしなやかな質感の木綿布は日本全国で珍重されていた。昭和初期に一旦は途絶えたが、染織家 築城則子氏が偶然に出会った端布から、1984年に復元・再生。長らく、その存在すら忘れられていた北九州の伝統文化が、再び新しい時を刻み始めた。
味はもちろん、見た目も楽しいデザインなので、ちょっとした贈り物やお土産にお勧めだ。
小倉かまぼこ
本店所在地:福岡県北九州市小倉北区紺屋町2-20
TEL:093-521-1559
オンラインショップ: https://kurakama.official.ec/
(田原昌)