田崎真也氏のコメント付き|群馬・川場村のブランド米「雪ほたか」を使った日本酒3種

GI認定商品という、地元の風土を表した日本酒が新発売。

永井酒造は、川場村産ブランド米「雪ほたか」を使用し、地域の風土と結びついた特産品を保護する国の制度である地理的表示「GI利根沼田」の認定を受けた日本酒「水芭蕉」3種を販売中だ。

今回の発売に伴い、永井酒造のお酒を取り扱う店舗を手軽に探せる「水芭蕉買えるお店検索アプリ」も公開した。

GI認定商品発売に対する想い

厳しい生産基準

GIは地域の風土と結びついた特産品を保護する国の制度で、日本では2005年に初めて制度が導入された。

GI指定を取得するにあたり、利根沼田地区から生まれる日本酒は、この土地でしか造れないオリジナリティを守り、世界に通用する地域ブランドとして成長させたいという想いで、厳しい生産基準を設けた。

GI利根沼田とは

「GI利根沼田」は、2021年1月22日に指定を受けた日本酒における「白山」「山形」「灘五郷」「はりま」「三重」に続く6例目の日本酒GI。

酒質の特性においては、色沢、香り、味わいを具体的に表記しており、利根沼田地区内で栽培された「雪ほたか」「五百万石」「コシヒカリ」のみを原料米とし、この地域の豊富な軟水と特定の酵母のみで醸造するといった規定が盛り込まれている。

「GI利根沼田」3種の酒

全て川場村産ブランド米「雪ほたか」を100%使用した「スパークリング」「純米大吟醸酒」「デザート酒」の3種の酒を発売。今回、日本ソムリエ協会会長の田崎真也氏から酒の講評を得ている。

スパークリング清酒「MIZUBASHO 雪ほたか AWA SAKE」

「味わいは、ふくよかな甘味から、爽やかさとエレガントさを与える酸味とのバランスの良さを感じ、泡の刺激もフレッシュな印象を与え、余韻にもアーモンドミルクや上新粉、白桃などのフレーバーが持続する」と、田崎真也氏はコメントしている。推奨グラスは、中型のチューリップグラス。

希望小売価格:360ml 6,000円、720ml 12,000円(いずれも税別)

純米大吟醸酒「MIZUBASHO 雪ほたか 純米大吟醸」

田崎真也氏は「味わいは上品で優しい甘味から、エレガントさを与える酸味とのバランスが良く、ソフトで緻密な印象が余韻まで持続し、アフターフレーバーにも果実は花の香りを残す。」とコメント。

おすすめのペアリングは、生ハムとメロン、白身魚のカルパッチョ仕立てなど。

希望小売価格:720ml 8,000円(税別)

デザート酒「MIZUBASHO 雪ほたか Dessert Sake」

田崎真也氏は「味わいは豊かでふくよかな甘味が広がり、滑らかでまろやかな印象が持続し、優しく上品な酸味が溶け込みながら余韻にエレガントさを与え、アフターフレーバーにもクリーミーな印象が持続する」とコメント。

ペアリングはマンゴープリンや白餡のイチゴ大福で、やや小さめのチューリップ型グラスを推奨する。

希望小売価格:500ml 8,000円(税別)

また、「水芭蕉買えるお店検索アプリ」を使用すると、簡単に近くの特約店を探すことが可能だ。

模倣品などから守られる事により、地域ブランドの確立と、ブランド力の向上が期待されるGI。「GI利根沼田」の日本酒を味わってみたい。

永井酒造:http://www.nagai-sake.co.jp/
水芭蕉買えるお店検索アプリ:https://mizubasho-search.glideapp.io/

(田原昌)

※表示価格は全て税別