日本初の蔘鶏湯御膳専門店「蔘鶏湯 人ル(ニル)」が、京都・祇園に新規オープンした。グルメなら押さえておきたい新店舗の誕生だ。
大阪・鶴橋の「蔘鶏湯専門店 人ル」は大人気店
大阪の鶴橋で四十年余りの歴史を持ち、三年前に幕を降ろした韓国料理専門店「韓味一」。
韓味一の名物料理であった蔘鶏湯を、日本人に親しみやすい御膳という形にし、1人でも気軽に食べることができるようにした日本初の蔘鶏湯御膳専門店が「蔘鶏湯 人ル」だ。
大阪・鶴橋に「蔘鶏湯専門店 人ル」がオープンしたのは昨年の夏。瞬く間にゲストの支持を得て、現在では予約が2ヶ月待ちが続く。
大阪の本町の「韓味一 朴邸」や京都の烏丸御池にある「韓国食堂 入ル ゴショミナミ」、大阪の福島と東京の恵比寿でミシュランガイドのビブグルマンに選ばれ続けている「韓国食堂 入ル」を姉妹店に持つ。
「蔘鶏湯 人ル」が京都・祇園にもオープン
「蔘鶏湯 人ル」は、御膳スタイルに加えて店内内装や提供の仕方にも、選ばれる理由がある。
店内は、入店するとすぐに店中央に大きな窯が設置してあり、カウンターのどの位置からもその窯が見える。この窯により、食事のメインである蔘鶏湯が出来上がっていく様子を、最初から最後まで目の前で見ることができる。
美容室跡を一から改装したオールステンレスの外観
今回オープンの新店舗は、業態や料理は鶴橋の本店と同様だが、本店よりひとりでもっと食べやすくしたいとの思いから、各席で蔘鶏湯の完成していく様子が見られる仕様にした。
場所はその昔から芸子さんや舞妓さんを支えてきた、美容室の跡を一から改装。コロナ禍において京都には数多くの韓国料理店ができたが、そのどの店ともかぶらない内装にしようと考えたところ、オールステンレスに。
メニューは自家製にこだわったおかずと蔘鶏湯御膳のみ
日本初の参鶏湯御膳の専門店だけあり、メニューは、全て自家製にこだわったおかず(パンチャン)と蔘鶏湯の蔘鶏湯御膳のみだ。
御膳の中身は、全て自家製にこだわってつくられたおかず7品と蔘鶏湯、デザートがついて2,500円(税込)。全ての料理のルーツは韓味一の初代でもある朴三淳氏から受け継がれる。キムチやナムル、途中、味の変化を楽しめる調味料まで全て手作りだ。
京都の昔からの伝統的な場所に、オールステンレスという新鮮な空間の中で、こだわりの蔘鶏湯を味わってみたい。
蔘鶏湯 人ル カワワタル
所在地:京都市東山区大和町13
定休日:不定休
(Goto)