京都の「本田味噌本店」は、京都の原料にこだわった佳い春を告げる「十割麹みそ 立春大吉」を、2月2日から数量限定発売する。
佳い春を告げる「十割麹みそ 立春大吉」
江戸時代天保元年に創業、もと丹波杜氏の初代・丹波屋茂助氏が、腕に覚えの麹づくりの技を見込まれ、宮中の料理用に味噌を献上したのがはじまりとなった「本田味噌本店」。
以来、禁裏御所御用達として宮中に献上、明治維新のころより一般にも商いを広げてきた。
当時、江戸を「東京」と呼び、京都を西の京、すなわち「西京」とも呼んだことから、本田味噌本店の味噌は西の京の味噌「西京味噌」と呼ばれ、広く親しまれるようになった。
天保元年より続く味噌造りの技術を注ぐ
二十四節季において最初の節季である「立春」は、暦のうえでの春の始まりになるが、「立春大吉」は除災招福を祈る、とても縁起のよい言葉。
本田味噌本店では、この折に向け新たな年の平穏無事を願い「十割麹みそ 立春大吉」の仕込みをする。原材料は京都産のよいものにこだわり、江戸時代天保元年より脈々と続く味噌造りの技術を余すところなく注ぎ込んだ味噌だ。
『京もの文化』が醸した味噌
「丹波醸房の近隣で大切に育てられた農作物を使って味噌を醸造したい」との強い味噌造りへの想いが募る中、百余年続く京都の大豆の目利き(大豆問屋)が南丹の地で大豆の収穫に成功し、求めていた京都産の大豆と米が揃った。
京都の米、大豆、水を使用して醸造
味噌は、米、大豆を主原料とし、これらの配合割合と熟成期間により、日本各地の気候や風土に根ざした多種多様な味、色、風味を醸す。
京都の地で京都の米、大豆、水を使用し、蔵人が丹精込めた「十割麹みそ 立春大吉」は、手間を惜しまず上質なものへと作り上げていく『京もの文化』が醸した逸品だ。
十割麹みそ
十割麹とは、原料の大豆と同量の米を使うこと。 米麹の甘みと大豆の旨味がバランスよく含まれており、昔ながらのどこか懐かしい風味の味噌となっている。春を迎え暖かくなる季節に合わせて、軽やかな香りに仕上がった。
販売は2月2日から3月20日まで、直営4店舗の店頭のみで発売する。入手できる原材料に限りがあるため数量限定となる。
こだわりの味噌の味と風味で、佳い春を迎えたいものだ。
十割麹みそ 立春大吉
発売期間:2月2日~3月20日
発売店舗:京都直営4店舗(本店、京都高島屋店、京都伊勢丹店、京都大丸店)
本田味噌本店
所在地:京都市上京区室町通一条上ル小島町558
公式サイト:https://www.honda-miso.co.jp/
(冨田格)