「料理王国100選」優秀賞受賞!糀甘酒専門ブランドが造った「お米ののむヨーグルト」

お米だけで作った飲むヨーグルトは、乳製品が苦手な人にもおすすめしたい逸品だ。

NSGグループが支援する糀甘酒専門ブランド「古町糀製造所(ふるまちこうじせいぞうしょ)」の販売する商品「お米ののむヨーグルト」が、「料理王国100選」の優秀賞を受賞した。

選定品の中でもトップ10品に相当する優秀賞受賞

JFLAホールディングスの出版する雑誌、『料理王国』の編集部が主催する品評会。食の権威とも言うべきトップシェフと食品バイヤーの審美眼にかなった、数々の美味なる逸品が選定される。

今回で12周年を迎えるこの品評会には、国内外より1000件を上回るエントリーが寄せられ、審査にあたっては、品質や味わいはもちろん、環境やSDGsへの配慮、技術力が活かされているかなど多岐に渡って検討される。

今回古町糀製造所が受賞した「優秀賞」は、選定品の中でもトップ10品に相当し、「今後の乳の代替品として可能性の高い商品。米への需要がへる中、新しいお米の活用方法。」「辛い料理に合わせたり、そのままでも。ノンアルコールペアリングの素材として魅力大きい」など、品評員からも高評価を得た。

料理王国100選2022公式HP:https://ck-inc.net/100item/2022/

新潟県の独自乳酸菌・ヤマコシ株を活用

本品は新潟県の独自乳酸菌、「乳酸菌ヤマコシ株(学名:Lactiplantibacillus paraplantarum YAMAKOSHI)新潟県特許(出願中)」を活用して開発された乳酸菌飲料。

これは、新潟県農業総合研究所 食品研究センターが同定した乳酸菌で、長岡市山古志地域に伝わる無塩漬物「いぜこみ菜」から見つかったもの。「新潟の発酵食研究会」において、当該乳酸菌を活用した加工食品の開発を県内各メーカーで議論しながら開発に取り組んでいる。古くから雪国新潟の食文化に埋もれていた、目に見えない乳酸菌という地域資源を活用した新しい加工食品だ。

古町糀製造所では従来、コウジ発酵の作用によって作られる甘酒を製造・販売。ここに乳酸菌ヤマコシ株の作用を加えて完成したのが「お米ののむヨーグルト」だ。

ミルクフリーで原料はお米だけだが、二種類の菌による発酵の力でまるでヨーグルトや乳酸菌飲料を思わせる味わいに仕上がった。

新潟の米と発酵文化を背景にした商品

原料となる米(農業)と米糀(醸造業)はいずれも新潟県の重要な産業だが、食生活の西洋化に伴い斜陽と呼ばれて久しい業界でもある。

しかし、食を取り巻く環境は激変の時代に突入。諸外国を中心にそのうねりが大きくなり始めており、徐々にわが国にもアレルギーフリー食品、ヴィーガン食、環境負荷の観点から植物性食品を選ぶなどの潮流が入り始めているように見受けられ、欧米ではアレルギーフリーのライスミルクがアーモンドミルクに次ぐ第4のミルクとして認知されている。

乳製品を使わずに、米と米糀という植物性原料のみから作られる本商品は、新潟の米と発酵文化を背景に、美味しく生活に彩りを与えることはもちろん、そういった社会問題への貢献をも目指すものだ。

乳アレルギーを持っている人でも飲める、新しい飲むヨーグルトを試してみては。

お米ののむヨーグルト
容量:720ml
原料:米、米糀
小売価格:1,000円(税別)

古町糀製造所 古町本店
所在地:新潟市中央区古町通二番町533番地
公式オンラインショップ:https://furumachi-kouji.net/
新潟県内物産店など

(田原昌)