【公開中】コロナ渦を経験する新成人が求める「理想の働き方」に関する調査結果

※文字数多めです、ご確認ください※

コロナ渦により、企業での人材採用においても大きな意識改革が必要と言えるのでは。

企業や組織へチームワークや働き方改革のメソッドを提供するサイボウズ チームワーク総研では、今年新成人になる学生400人を対象に「理想の働き方」についての調査を行った。

調査目的は、近く社会人の仲間となる新成人の理想の働き方を知ることだ。

■新成人の過半数は現在もオンライン授業を受けている

昨年12月、現在の授業形態を聞いたところ「対面授業のみ」は2割にとどまり、「どちらかというとオンライン授業が多い」は3割、「オンライン授業も対面授業も同程度」が2割弱に【図表1】。

■「通勤出社とテレワークどちらも」が7割

「社会人になったら、どのような働き方がしたいか」を尋ねた質問では「通勤とテレワークどちらも」と回答した人が7割を超えた。

選択肢ごとにみると「日時は自分の裁量で選択」とした人が4割と最も多く、次いで「日時は会社の指示」が3割に【図表2】。

また、「通勤出社のみ」と回答したうちの7割は、「現在の授業形式」が「対面授業が多い」新成人だった【図表3】。

■それぞれの働き方への不安

次に、理想の働き方について「選択しなかった働き方への不安」を聞いた。

「通勤出社のみ」への不安については「感染不安」の他、効率面や体力面での「勤務への負担感」が見られた。

「テレワークへの不安」については「コミュニケーション面での不安」と同時に、孤立ややる気といった「自身のコンディションへの不安」、「通信環境への不安」があがった。

また、「固定した働き方そのもの」については、効率面や有事対応の面で「柔軟な対応ができない不安」があがった。

多くの新成人が、固定された働き方に不安を感じており、双方の良い点をバランスよく取り入れたいといった意識がうかがえる。

■【図表4】選択しなかった働き方への不安(自由回答)

ここでは以下の問いへの回答を一部抜粋した。

『Q. 働き方について【ご自身が選択しなかった働き方を表示:テレワーク、通信出社のみテレワークのみといった固定した形、通勤出社】への不安があれば教えてください。』

「通勤出社のみ」への不安
・外出の機会が増えて怖い
・テレワークでもできる仕事を通勤出社するメリットがわからない

「テレワークのみ」への不安
・職場の人と人間関係が築きにくく不安
・家での環境を整えるのが大変そう

「固定した働き方そのもの」への不安
・固定した働き方だと仕事の効率化やフレキシブルな働き方ができない
・コロナに対する不安があるため個人で判断をさせてほしい

今回の調査では、「日時は自分の裁量で選択」できることを望む学生が多いことがわかった。彼らを受け入れる現社会人には、柔軟な働き方への早急な対応が必要になるだろうと、サイボウズ チームワーク総研は見ている。

新社会人のニューノーマルな働き方として参考にして欲しい。

【調査概要】
調査対象:令和3年度に20歳になる学生438名
年齢:19-20歳
エリア:全国
調査期間:2021年12月3日(金)~6日(月)
調査方法:パネルを活用したインターネット調査

サイボウズ チームワーク総研
https://teamwork.cybozu.co.jp/

(hachi)