ミシュラン一つ星・懐石料理店『山﨑』の割烹着にオーガニックコットン採用

サステナブルであり続けるオーガニックコットン「TRUECOTTON」が、ミシュラン一つ星獲得の懐石料理店『山﨑』で、12月より全従業員の割烹着に採用。身につける服から取り組むトレーサビリティに協働する。

■懐石料理店『山﨑』の割烹着にオーガニックコットン採用
快適なライフスタイルの提案を目指す「豊島」社が展開するトレーサブル(追跡可能)なオーガニックコットン糸「TRUECOTTON(トゥルーコットン)」を使用した割烹着を、ミシュランガイド東京2019・2020にて一つ星に輝いた東京・乃木坂の懐石料理店「山﨑」が12月より導入した。

導入の背景には、安心、安全な食材にこだわるように、ユーザーの目に触れるものである割烹着にもしっかりとこだわりながら地球環境に対して今自分ができることに取り組みたい、という思いがある。

「TRUECOTTON」は、豊島が、トレーサブルコットンの代表格であトルコオーガニックの紡績グルーブ「UCAK TEKSTIL(ウチャクテクスティル)」社と、日系企業向けの独占販売契約を結び誕生した。

農場から紡績まで一貫管理ができるため、「農場と紡績工場」の特定ができるオーガニックコットン糸の提供を可能にした。綿は遺伝子組替えをしていない種子から育てられ、機械摘みによる収穫のため、異物の混入が少ないオーガニックコットンだ。

■生産者や手法、土地を大切にするという価値観を割烹着に

「TRUECOTTON」を使用した割烹着を導入した懐石料理店「山﨑」の店主・山﨑志朗氏は、食の世界ではすでに浸透している生産者や手法、土地を大切にするという価値観を大切に、今回初めて素材選びの部分から割烹着制作に取り組んだ。

山﨑氏は、普段食材を扱う中で食を巡る自然環境の変化を実感しており、将来このままの食文化が続かなくなるのでは、という危機感を持っていた。

普段ユーザーの目に一番触れる割烹着を通して、環境のためにまずはできるところから少しずつ取り組みたい、意思表示をしたい、という思いから、地球環境や生産者に優しい栽培方法がとられており、また「どこの、誰がつくったか」を辿ることができる「TRUECOTTON」の採用を決定した。

機能面としては、肩の切り替えがあることで動きやすさに繋がっており、盛り付け時の邪魔にもならない。丈感もちょうどよく、山﨑氏がこだわってつけたシルバーのボタンもワンポイントになっている。

食に携わることで実感している環境問題の重要性。食の素材だけはなく、割烹着にも同じ価値を求める山﨑氏のように、これからオーガニックコットンを仕事着に取り入れる店が増えていきそうだ。

TRUECOTTON: http://truecotton.jp/
豊島:https://www.toyoshima.co.jp/

(冨田格)