岩手・安比高原、次世代型のグローバルな街「安比バレー構想」が本格始動

世界屈指のシルキースノーを誇る山麓のリゾート「安比(あっぴ)高原」に、次世代型のグローバルな街が誕生。「安比バレー構想」の実現に向けて、いよいよ本格始動する。

■次世代型のグローバルな街「安比バレー構想」本格始動

12月16日、岩手ホテルアンドリゾートがIHG ホテルズ&リゾーツと契約締結して、「ANA クラウンプラザリゾート安比高原」と「ANA ホリデイ・インリゾート安比高原」をリブランド開業した。

東北初となる外資系リゾートホテルの誕生により、次世代型のグローバルな街づくりを目指す「安比バレー構想プロジェクト」の、壮大なストーリーの第一章がいよいよ始まる。

■安比が描く未来像「安比バレー構想プロジェクト」とは

「ANA クラウンプラザリゾート安比高原」と「ANA ホリデイ・インリゾート安比高原」を所有・運営する岩手ホテルアンドリゾート。

2020年11月に同社は、安比高原をグローバル化に対応したインターナショナルリゾートへと進化させ、将来的には、「観光・教育・健康(ウェルネス)」の3要素が調和した次世代型の街づくりを目指すという壮大な計画を発表。計画の実現に向けて、具体的な取り組みを推進してきた。

世界トップレベルの観光デスティネーションを目指した外資系ホテルの誘致

世界最大級のホスピタリティ企業である「IHG」と契約を締結し、「ANA クラウンプラザリゾート安比高原」と 「ANA ホリデイ・インリゾート安比高原」を開業。2022年早春には「IHG」のラグジュアリーブランド「ANA インターコンチネンタル安比高原リゾート」を新規開業予定。

日本発、安比から世界へ羽ばたくグローバル人材の創出

2022年8月には、英国の名門ボーディングスクール「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」を開校。

定住者と旅行者が共存するサステイナブルな未来型コミュニティの形成

「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」の開校を機に、近い将来、生徒教職員合わせて約1,000人のグローバル市民が定住を開始。それと並行して商業施設や定住型別荘を段階的に建設拡充し、将来的には多様性に富んだ1万人規模の住民が定住することを目指す。

地域と企業が一体になって、ヨーロッパのような美しい景観を持つ街を作ることが目標だ。

この壮大なストーリーの最初の1ページを飾るのが、世界100ヶ国以上で17ブランド・約6,000軒のホテルとリゾートを展開している「IHG」のグループホテルとなる「ANA クラウンプラザリゾート安比高原」と「ANA ホリデイ・インリ ゾート安比高原」の開業だ。

これらのホテルは、「IHG」にとって国内初のスキーリゾートへの進出であり、これにより東北地方に初めての外資系リゾートホテルが誕生したことになる。

日本最大級の樹氷地帯、八幡平の隣に位置する安比のゲレンデの雪は、内陸部特有の地形条件と北緯40度という立地的恩恵のため、湿度が低く、軽くきめ細やかなパウダースノーが降り積もり、世界屈指の憧れのゲレンデとして注目されている。

大きく変わっていく街・安比高原から目が離せそうにない。

安比高原リゾート:https://www.appi.co.jp

(冨田格)